2002.03.16 日本、最終種目で銅メダル獲得
16日おこなわれたアルペン女子回転で、大日方邦子(LW12/2)が銅メダルを獲得、アルペン競技ふたつ目のメダルを日本に導いた。
開口一番「ほっとした」と笑顔を見せた大日方の表情は、満足感に満ちていた。これまでの3種目では、メダルこそ含まれていたものの「自分の納得のいく滑り」を出すことができなかった。そこに重点を置く彼女にしてみれば、歯がゆい日々が続いた。
この日は違った。1本目から果敢に攻める。順位こそ6位だったものの、固いバーンに苦戦する選手が目立つなか、切れ味のあるすべりを見せた。トップのサラ・ウィル(米)から5秒差の中に7人がひしめく混戦だった。2本目に入るときの胸中を
「何が起こるか分からない。でもいけると思っていたし、最後だから何よりも滑りを楽しみたかった」と話した。
その予想は的中した。1本目2位のビクター・ステファニと3位パール・アリソン(ともに米)が2本目まさかのリタイア。上位陣が苦しむきびしい状況のなか、周りを気にしないよう自分に集中し、レースに臨んだ。“どれだけ自分の滑りができるか”、今大会何度も自らに問いかけたこたえが、最終日にやっと出たのである。
だが、「まだまだこんなもんじゃない」と山川監督は話す。女王サラ・ウィルもその調子を気にする日本のエースが本当の力を見せてくれるのは、まだ先のようだ。今回はその布石に過ぎないのだと思った。
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