新田選手銅メダル表彰式

最終日の表彰式終了後、男子5kmクラシカル、バイアスロンの2回目の表彰式が行われた。ドイツのトーマスが、ドーピング発覚で金メダルを剥奪されためだ。5kmクラシカルでは4位だった新田佳浩が、銅メダルを獲得することになった。今大会ノルディックでは、日本人初めてのメダルだ。

表彰台の場所をまちがえるハプニングも

新田ら選手が入場すると、いつものように観客の大歓声。スタンドには荒井監督の姿が。非常にうれしそうに新田を見つめる。「The bronze medalist JAPAN YOSHIHIRO NITTA!」新田が表彰台に上がる。歓声に手を振って答える。いよいよメダルの授与。帽子を取り首に銅メダルをかけてもらう。新田の胸元には輝かしい銅メダル。次に花束を受け取る。ちょっと恥ずかしそうに花束を上げ、メダルを見せる。次に国旗の掲揚。3番目の高さに日の丸が上っていく。ソルジャーホローに初めて日の丸が舞った。


表彰式後のインタビューでは「悔しいですね。君が代が聞きたかったです。」と今大会ノルディック日本人初の銅メダリストは、意外にもこんな言葉を残した。トップと4秒差というのが、よほど悔しかったのだろう。「いつも銅なんでメダルを取るときはそれ以上のメダルを取りたいと思います。」と今後を期待させ最後を締めくくった。


その後大好きなおじいちゃんに電話で銅メダルを受け取ったことを報告すると、まだ寝ていると言われ報告できない、という一幕も見られた。あとで報告すると言う。きっと今ごろは報告して、おじいちゃんの喜んだ声を聞いているだろう。


表彰式で一番笑顔を見せていたのは荒井監督だ。スタンドから、いっしょに、写真を撮り、メダルに最初に噛み付き、おめでとうと何回も声をかける。新田が障害者スポーツとしてクロカンを始めたのは、荒井監督の熱い説得があったわけで、監督としては息子が銅メダルを取った感じなのでは。


新田が海外の選手やスタッフなどいろんな人々に祝福されている姿を見て、こちらも本当にうれしくなった。本人は悔しいと言っているけど、今大会ノルディックで日本人初メダルなわけで、彼の残した功績は大きい。彼は大学3年生。21歳。まだまだ若い。これを次のステップにしてこれからの活躍に期待したい。おめでとう新田選手!!