2002.03.08 日本ショック、黒星スタート。
 

チームの柱を失い、最終ピリオドで3失点。
試合の前に体をほぐす選手たち

今日から各競技が始まった。アイススレッジホッケーの試合会場Eセンターでも、熱い戦いが繰り広げられた。日本は第一試合に登場、チームのキャプテンで精神的な柱でもある加藤正選手(ディフェンス・チームキャプテン)の試合早々の負傷による戦線離脱がひびき、地元アメリカに3-0で敗れた。



この試合の勝敗が今大会でのメダル争いに大きな影響を与えるため、日本チームは若干ナーバスになっていた。しかし、リンクにのった選手の滑りはスムーズで気合いが伝わってきた。大村監督の指示は、2年間アメリカと対戦していなかったこともあり「最初は、とばさない」。スタートこそアメリカペースだったが、徐々に日本もリズムをつかみ、五分の展開に。しかし、この試合には落とし穴が待っていた。チームの要、ディフェンスの加藤がアメリカ選手のチェックで右肩を負傷、テーピングと注射で処置をしたが、途中交代をしてしまったのだ。

第2ピリオドまでは、シュート数も日本のほうが多く、ゴールキーパー永瀬のファインセーブもあり、日本の流れを作ろうと全員が素晴らしい動きをみせた。この時点で0-0の平行線。このまま先取点をとり精神的なゆとりも取り戻したいところだったのだが、加藤が抜け3人でまわしていくディフェンス陣にとっては想像以上に負担が重く、第3ピリオドでそのディフェンディングゾーンが一瞬崩れスピードが落ちたところを突かれ、得点を許してしまった。その後、同じような展開で2点追加され、結局最後まで立て直しができず、試合終了のブザーが会場に鳴り響いた。

今日のアメリカチームは素晴らしかったと、試合後、選手や監督はアメリカチームを誉め称えた。フォワードの遠藤選手は「強かった。でも、本当に悔しい。このままではいけない」と唇をかみしめた。大村監督は「初戦で負けてしまったことのショックは大きい。最後の1点は止められたはず。チャンスがシュートにつながらないという日本の課題点が出てしまった。とにかく、気持ちを切り替えるしかない」と話す。

明日対戦するエストニアは、今日の試合でスウェーデンに4-1で敗れている。過去のデータをみても日本にとって分のいい相手だ。日本の総合力は十分世界に通用する。そして試合は始まったばかりだ。自分たちの試合をし、その先にある勝利に向けてリスタートをきってほしい。


◎今日の試合結果◎
日本 0−3 アメリカ  
(1敗)    (1勝)

スウェーデン 4−1 エストニア  
(1勝)         (1敗)

カナダ 2−1 ノルウェー  
(1勝)     (1敗)


荒木 美晴


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