2002.03.11 日本痛い3連敗、2得点するも追いつけず
 

弱点を克服し、次の試合につなげられるか。


現地時間の11日、アイススレッジホッケーの会場Eセンターでは、第3試合に日本が登場し、長野大会の3位スウェーデンと対戦した。第1ピリオドにスウェーデンが3点を先制、日本もパラリンピック初出場の吉川守(FW 13)と遠藤隆行(FW 10)がそれぞれ得点をあげるが追いつけず、4対2で敗れた。


ペースは良かった。最後までスピードは落ちなかったし、雰囲気も悪くなかった。しかし今大会を通して言えることだが、自分たちのミスから相手にチャンスを与えシュートにつなげられる場面が非常に多い。このゲームでも、日本がスウェーデン陣地に攻め込んでいるのにシュートのこぼれ球をとられ、ゴール前に固まっている日本のプレーヤーの横からスルリと出されたパスから速攻で逆に追い込まれるというパターン、つまり相手をフリーにさせるという場面が何度かみられた。これはディフェンス陣の能力の問題ではなく、チーム全体として一瞬、集中力が切れてしまうからだ。いまやシードは関係なく何が起こるかわからない今大会は、日本にとってこの気のゆるみが勝敗を決める大きなポイントになっている。他の力は各チームに劣らない。体格差はいまの日本の技術なら十分に補えるだけのものがあることを考えると、日本に唯一足りないのが、この一瞬の集中力だろう。


スウェーデンのキャプテン、ホルム・マーカス(FW 21)は試合後、対戦した日本についてこう話した。「僕が感じる限り、日本のほうがアメリカよりアグレッシブだね。だから燃えたよ。やっぱりチームワークとゲームのまわし方はうまかった。でも、今日はここというところですこし崩れたね」。そして日本の石田真彦選手(DF 18)もこう言った。「今しなければならないのは、一人ひとりのポジションをきっちりすること」。
これを克服できたとしたら、明日の試合は日本らしい勝利が期待できるはずだ。


◎今日の試合結果◎

ノルウェー − アメリカ  1-2
(1勝2敗)   (3勝)
エストニア − カナダ  3-3
(ともに1勝1敗1分け)
スウェーデン − 日本  4-2
(2勝1敗)   (3敗)


荒木 美晴


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