関連カテゴリ: 取材者の視点 — 公開: 2016年9月14日 at 10:47 AM — 更新: 2016年9月15日 at 5:39 PM

競泳:成田「あきらめる必要がない」

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女子50メートル自由形(S5) 成田真由美の泳ぎ 写真・西川隼矢
女子50メートル自由形(S5) 成田真由美の泳ぎ 写真・西川隼矢

9月12日(現地時間)・競技5日目、リオパラリンピック競泳・アクアティクスセンターで、成田真由美(46歳)が50メートル自由形(S5)を39秒23のタイムで泳ぎ5位入賞を果たした。前日の日本新記録も更新した。
「シドニーが39秒23、アテネが39秒22、そして今回が39秒23。16年前の記録に戻せたということで、驚いています。諦める必要がない。復帰を決めて厳しい大会になると思っていましたが、久しぶりの楽しさです」

女子50メートル自由形(S5) 成田真由美 写真・西川隼矢
女子50メートル自由形(S5) 成田真由美 写真・西川隼矢

成田は2004年アテネパラリンピック・50メートル自由形で世界記録を更新、金メダル7個を獲得する快挙を果たした。しかしその後、成田のクラスがS4から一つ軽いS5に変更になり、北京では1つのメダルも取ることができず、一度はパラリンピックの舞台を退くことになった。が、成田は6年のブランクを経て、トップのステージに復帰した。
「2020に向け自分のできることを考えた時、泳ぐことで貢献したい」と、復帰後の成田は話していた。
クラスが変わり、圧倒的に不利に思われたスタートを切ったにもかかわらず、競技に取り組んだ成田に、すべてが味方していた。メダルは取れなかったが成田は持っているすべて注ぎ込んで戦い、奇跡を紡ぎ続けている。

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