関連カテゴリ: サッカー, 取材者の視点, 横浜, 電動車いすサッカー — 公開: 2017年1月20日 at 5:38 PM — 更新: 2017年1月22日 at 5:31 PM

永岡真理 インタビュー 〜電動車椅子サッカー女子〜

日本代表へ、悔いなく、目標に向かってやり遂げたい!

2015第19回電動車椅子サッカー関東大会での永岡真理
2015第19回電動車椅子サッカー関東大会での永岡真理

横浜クラッカーズで培われた実力と強い志が功を奏し、永岡は、2013年、第1回APOカップ(アジア太平洋オセアニア選手権)に史上初の女子日本代表として選出されてオーストラリアへ渡った。
そして、今年7月にフロリダで行われる第3回・電動車椅子サッカー・ワールドカップで、2度目の代表入りを目指している。ワールドカップでも初の女性の日本代表誕生となれば、電動車椅子サッカーが大きく注目される機会にもなるだろう。

ーー今、メインに取り組んでいることは代表入り?

「やはり、ワールトカップの日本代表になることが、自分自身も、周囲の応援からも求められていることだと思います。でも・・」と永岡の顔が曇った。

これまで何度か代表選考合宿があり参加していたが、直近の合宿に永岡は呼ばれなかったのだ。代表合宿に呼ばれなければ、代表落ちしていると思うという。

横浜クラッカーズのコーチから日本電動車椅子サッカー協会、日本代表チームのコーチとなった眞島哲也氏によると、最終的な日本代表選手の発表は協会ホームページにより行われるという。それまでは非公式な話が飛び交うが、競技関係者の中ではどこからか聞こえてくる情報が定着しているようでもあった。

ーー日本代表選手の選考はどんなことが重視されるのですか?

「まずは海外への移動に耐える体力や、自立した行動だと聞いています。次が競技力かな」

電動車椅子サッカーやボッチャのような重度障害のスポーツでは「体力」は重要だろう。もちろん、それが競技力を大きく左右することにもなる。

試合での永岡はつねにと言っていいほど、健康面、競技力、特にメンタルでも有利そうに見える。溌剌とした姿も、海外の選手と向き合い、揉まれ、磨かれることでより美しくなり、帰国してファンも増えるかもしれない。

「自立」のほうはどうか。自分の意思で決めて行動できる選手だが、これも永岡ほど自立心が高いという形容詞が似合う選手がいるだろうか?

「目のまえの試合に集中してきました。努力が足りなかったと思います。代表は自分で決めて掲げた目標ですし、まだ諦めていません。悔いなく、目標に向かってやり遂げたいんです」と永岡。

これから発表となる日本代表チームはどのような編成になるのだろうか?

2015第19回電動車椅子サッカー関東大会での横浜クラッカーズの仲間と
2015第19回電動車椅子サッカー関東大会での横浜クラッカーズの仲間と

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