世界選手権・アジアパラ前哨戦。東京2020の会場で車椅子バスケ『三菱電機WORLD CHALLENGE CUP2018』6月開催へ!

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前列左から玉川敏彦・日本車いすバスケットボール連盟会長、鳥海連志選手、河石功・大会実行委員長、後列左から永澤淳・三菱電機常務執行役、藤本怜央選手、及川晋平ヘッドコーチ(筆者撮影)

前列左から玉川敏彦・日本車いすバスケットボール連盟会長、鳥海連志選手、河石功・大会実行委員長、後列左から永澤淳・三菱電機常務執行役、藤本怜央選手、及川晋平ヘッドコーチ(筆者撮影)

2018年4月12日(木)、車いすバスケットボールの国際強化試合『三菱電機WORLD CHALLENGE CUP2018』の開催会見が都内で行われた。

大会は、2020年東京パラリンピックに向けた日本代表の強化に加え、パラリンピックムーブメントの拡大を目的とした国際大会で、2017年度から2019年度まで3年連続での開催が予定されている。今年は8月に世界選手権が開催される為、その前哨戦という位置づけにもあたる。

初回となった前回大会(作年8月31日〜9月3日)は、東京・千駄ヶ谷の東京体育館で開催され、オーストラリア、イギリス、トルコ、日本の4ヶ国で争われた。日本は予選リーグを1勝2敗で終え、3・4位決定戦でトルコに勝利し、総合3位となった。第2回となる今大会は、出場チームの顔ぶれが変わり、オーストラリア、カナダ、ドイツ、日本で争われる。

前回大会優勝のオーストラリアは、世界選手権アジア・オセアニアゾーンを制し、勢いそのままに連覇を狙う。

初出場となる2チームの内、カナダは2016年のリオパラリンピックでは11位ながら、世界No.1プレイヤーとの呼び声も高いパトリック・アンダーソンが代表に復帰。世界選手権予選でも、リオのチャンピオンであるアメリカと接戦を展開。僅差で破れはしたものの、アンダーソンは際立った存在感を見せている。
もう一方のドイツは、世界選手権のホスト国でもあり、欧州トップクラスの実力を持つ。

上記3チームに、今シーズンの目標として世界選手権ベスト4、10月にインドネシアで開催されるアジアパラ・ゲームズ優勝を掲げる日本が挑んでいく。今大会の目標は「優勝」だ。

目標に向けて及川晋平ヘッドコーチはこう語る。

「優勝するチームの性格を持ち合わせているか。それはハードワーク、競争力、闘争心、団結力、そういったチーム作りができているかということや、去年から取り組んできたフィジカル(の強化)を存分に発揮して、運動量の高い、スピード、クイックネスを生かしたバスケットが出来るかというところ。あとはメンタルの部分。以前から取り組んでいる“勝者のメンタル”をしっかりと使って戦う。また、リオの前から取り組んできたベーシックスキルの精度をどこまで高められるか、リオ以降に作り上げた新たな戦略が機能するかがポイントになる」

今大会の会場である『武蔵野の森総合スポーツプラザ』は、2017年11月25日に完成したスポーツ施設で、2020年東京パラリンピックでの車いすバスケットボールの会場にも予定されている。
会見では、及川ヘッドコーチを始め、出席した藤本怜央(宮城MAX所属)、鳥海連志(パラ神奈川SC所属)の代表候補選手2名の口からも、「リハーサル」という言葉がしきりに発せられた。
これから控える2つの大舞台(世界選手権、アジアパラ・ゲームズ)の前哨戦でもあり、長期的には2年後の東京にも繋がる今大会は、チームジャパンの現時点での立ち位置を把握する上で試金石となる。

2020に向けた2つの観点からの試み

今大会はパラリンピックへ向けた機運醸成の機会として、競技運営と、地域連携という2つの観点での試みも行われる。
前者では、国際審判員3名を招聘しての国内の審判レベル向上に向けた取り組みと、タイムキーパーであるテーブル・オフィシャルスタッフの育成研修の実施。
後者では、開幕前の事前キャンプ期間中における、海外選手と地域の児童・生徒との体験交流会の実施を予定している。

『三菱電機ワールドチャレンジCUP2018』は、6月8日(金)〜6月10日(日)の3日間、飛田給にある武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される。

今大会の目標は「優勝」。強化の手応えを掴み、夏の世界選手権、秋のアジアパラへと臨みたい(筆者撮影)

今大会の目標は「優勝」。強化の手応えを掴み、夏の世界選手権、秋のアジアパラへと臨みたい(筆者撮影)

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