中学生がウィルチェアーラグビーに挑戦!「ジャパンパラ応援プロジェクト 障がい者アスリート交流キャラバン」開催

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「また乗りたいね!」生徒たちが口々にそう語った。5月16日、千葉市立天戸中学校でウィルチェアーラグビーの体験会「ジャパンパラ応援プロジェクト 障がい者アスリート交流キャラバン」が行われ、子供たちが選手との交流を通じ、ウィルチェアーラグビーの魅力を体感した。

約220名の中学生が日本代表とウィルチェアーラグビーを体験した

約220名の中学生が日本代表とウィルチェアーラグビーを体験した

日本障がい者スポーツ協会が主催する「ジャパンパラ応援プロジェクト 障がい者アスリート交流キャラバン」は、2015年から始まり、今年で4年目を迎える。競技の体験やアスリートとの交流を通じ、障がい者スポーツへの理解や試合観戦を促進することが目的だ。今回は、5月24~27日に千葉ポートアリーナで開催される2018ジャパンパラ ウィルチェアーラグビー競技大会を前に、県内の小中学校2校で日本代表選手が子供たちと交流した。

この日は、天戸中の1年生と2年生・約220名が3限~4限の時間で体験会に参加。2018ジャパンパラ日本代表チームからは、リオパラリンピック銅メダリストの池崎大輔(持ち点3.0、北海道Big Dippers)、今井友明(1.0、RIZE CHIBA)、官野一彦(2.0、RIZE CHIBA)、羽賀理之(2.0、AXE)を始め、倉橋香衣(0.5、BLITZ)、渡邉翔太(1.5、Freedom)永易雄(2.5、Freedom)、解説担当の峰島靖(3.5、AXE)の8名が来校した。

明るい笑顔で会を盛り上げた永易。生徒たちにも大人気だった

明るい笑顔で会を盛り上げた永易。生徒たちにも大人気だった

「雄ちゃんって呼んでください!」永易の明るい呼びかけに、子供たちにも自然と笑顔がこぼれる。選手それぞれが背中にあだ名のゼッケンを付けるなど和やかな雰囲気で始まった体験会は、選手によるゲームのデモンストレーションからスタート。素早い車椅子さばき、そして、体育館中に響き渡る迫力のタックル音に、子供たちからは驚きの声が上がった。

間近で見る迫力のタックルに大興奮の生徒たち

間近で見る迫力のタックルに大興奮の生徒たち

つづいて行われたタックル体験・ミニゲームでは、子供たちが実際に競技用の車いすに乗り、ウィルチェアーラグビーの醍醐味である激しいぶつかり合いやパス回しを体感。
日本代表選手のタックルを直接受けた子供たちは、「音の大きさにびっくり」、「楽しい!怖いけど、もう一回やりたい」と興奮した様子で言葉を交わしていた。官野は「車いす同士のぶつかり合いが唯一許されるのがウィルチェアーラグビー。その衝撃音をぜひ味わって」と子供たちに楽しさを伝えた。

体験を終えた2年生の梅田さんは、「ミニゲームでは2得点を決めることができた。(タックルなど)怖いスポーツだと思っていたけれど、車椅子に乗りながらパスを繋いだり、最後までボールを追いかけたりする楽しさを知った」と感想を語った。

ミニゲームで2得点を決めた梅田さん。ロングパスが成功し、生徒から歓声が上がった。

ミニゲームで2得点を決めた梅田さん。ロングパスが成功し、生徒から歓声が上がった。

会の最後には、少人数に分かれて選手と生徒による対話の時間が設けられた。
永易は、「失敗していいから、何でもチャレンジした方が良い。そして、友達が何かにチャレンジしているときは、一緒になって応援してあげて」と挑戦することの大切さを伝えた。
池崎は、「夢を叶えるために強い自分になることが大事。自分に負けない気持ちを持つ、すぐに諦めない、失敗を恐れない、これを大切にしてほしい」と目標達成までのプロセスが重要であることを伝えた。

「強い気持ちをもって」。池崎の言葉に生徒たちは真剣な表情で聞き入っていた。

「強い気持ちをもって」。池崎の言葉に生徒たちは真剣な表情で聞き入っていた。

5月24日から始まる2018ジャパンパラ ウィルチェアーラグビー競技大会では、世界ランキング欧州トップ3のイギリス、スウェーデン、フランスを迎えての国際交流試合となる。2日目の25日には、天戸中の2年生も観戦に訪れる予定だ。
梅田さんは「ウィルチェアーラグビーを体験して、応援するのがさらに楽しみになった。力を最大限発揮して、頑張ってほしい」と日本チームにエールを送る。次は世界と戦う選手の勇姿に、きっと目を輝かせるに違いない。