関連カテゴリ: 千葉, 国際大会, 地域, 夏季競技, 車いすラグビー — 公開: 2018年5月27日 at 7:55 AM — 更新: 2021年5月29日 at 11:18 PM

決勝へイギリスと日本!~2018ジャパンパラ ウィルチェアーラグビー~

ウィルチェアーラグビー普及への課題は?

26日のフランス―スウェーデン戦では、都内のフランス人学校「東京国際フランス学園」から小学生100人が応援に駆け付けた。

ALIEZ LA FRANCEと書かれた手作りの横断幕。「頑張れフランス!」という意味だ (写真・久下真以子)
ALIEZ LA FRANCEと書かれた手作りの横断幕。「頑張れフランス!」という意味だ (写真・久下真以子)
フランスのRyadh Sallem。「国際交流という意味でも意義のある大会だったと思う」 (写真・久下真以子)
フランスのRyadh Sallem。「国際交流という意味でも意義のある大会だったと思う」 (写真・久下真以子)

第1ピリオド終了後にはインターバル中にもかかわらずフランスのRyadh Sallem(3.5/9番)がスタンドに駆け寄り、第2ピリオド終了後のハーフタイムには日本の選手たちも駆けつけ、子どもたちに囲まれる場面があった。

サインを求められる日本の選手たち。パラリンピック銅メダリストを目の前に興奮した様子だった (写真・久下真以子)
サインを求められる日本の選手たち。パラリンピック銅メダリストを目の前に興奮した様子だった (写真・久下真以子)

子どもたちがウィルチェアーラグビーを観戦したのは今回が初めてで、フランスが勝利を挙げるとスタンドは大歓声に包まれた。フランスでのウィルチェアーラグビーの歴史は10年ほどとまだ浅く、認知度の低さは日本と同じ課題のようだ。

試合をカメラに収めるフランス人学校の小学生。デジカメの画面に集中していた
試合をカメラに収めるフランス人学校の小学生。デジカメの画面に集中していた

2012年にパラリンピックのホスト国だったイギリスのPaul Shawヘッドコーチは、「イギリスでは観戦する人が年々増えている印象。まずは教育の場で競技を広めて、子どもから親に伝わっていけば、認知度は広がるのでは」と話した。

また、かつてカナダ代表で指揮を執った日本のケビンヘッドコーチは、「カナダでは3年ほど前から試合がテレビで放送され、チケットを買って会場に観に行く人も増えた。日本のみなさんもぜひ、”スポーツ”として楽しんでほしい」と、ホスト国日本のファンに向けてメッセージを送っていた。

「2020年に向けて、もっと若い人にもウィルチェアーラグビーを見てもらいたい」と話すケビンヘッドコーチ (写真・内田和稔)
「2020年に向けて、もっと若い人にもウィルチェアーラグビーを見てもらいたい」と話すケビンヘッドコーチ (写真・内田和稔)

(校正・佐々木延江)

この取材はニコンイメージングジャパンによる撮影機材協力により行われています。

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