関連カテゴリ: 観戦レポート, 車いすテニス — 公開: 2018年9月10日 at 1:41 PM — 更新: 2018年9月20日 at 9:54 AM

国枝「宿題もらった」。テニス全米オープン車いすの部で準優勝。

知り・知らせるポイントを100文字で

投稿はこちら(メールソフトが開きます)

50回目の開催となったテニス全米オープン(ニューヨーク)は9月9日最終日を迎え、車いすの部男女シングルス決勝戦が行われた。日本勢は国枝慎吾(ユニクロ)、上地結衣(エイベックス)がそれぞれ決勝に進んだが、優勝には届かなかった。

3年ぶり7度目の優勝を目指した国枝。「まだまだやるべきことがある」と試合を振り返った。
3年ぶり7度目の優勝を目指した国枝。「まだまだやるべきことがある」と試合を振り返った。

男子シングルスの決勝で国枝は、アルフィー・ヒューイット(イギリス)と対戦。序盤は互いにポイントを取り合うも、3―6、5―7と2セットをストレートで奪われ、3年ぶりの王座奪還とはならなかった。試合後国枝は、「今日は相手の調子がはるかに良かった。仕方ないと思う」と敗戦を振り返った。
この日は最高気温18℃と、週の平均に比べ10℃以上気温が低く観客はダウンジャケットを着ての観戦だった。肌寒い環境でのプレーだったが、国枝は「問題なかった。むしろ涼しくて一番コンディションが良かったので、なおさら残念」と改めて悔しさを滲ませた。今後に向けた自身の課題はストロークだとし、「次に向けてまた宿題をもらった」と語った。

女子シングルス決勝は上地結衣(エイベックス)がディーデ・デフロート(オランダ)に2―6、3―6で敗れ、2大会連続優勝はならなかった。前日のダブルス決勝ではデフロートとペアを組み4年ぶりに優勝を果たした上地。シングルスでは対戦相手としてデフロートと戦った。試合後悔しい表情を浮かべるも「また来年ここで会いましょう」と話し、次回の活躍を誓った。

今シーズンは全仏オープンでシングルス優勝を果たした上地。今後が期待される。
今シーズンは全仏オープンでシングルス優勝を果たした上地。今後が期待される。

 

<全米オープンテニス 男子車いすの部>

優勝:アルフィー・ヒューイット(イギリス)

準優勝:国枝慎吾(ユニクロ)

表彰式
表彰式でのヒューイット(写真左)と国枝(写真右)

 

<全米オープンテニス 女子車いすの部>

優勝:ディーデ・デフロート(オランダ)

準優勝:上地結衣(エイベックス)

表彰式
表彰式でのデフロート(写真左)と上池(写真右)。

(校正・金子修平)

この記事にコメントする

記事の訂正はこちら(メールソフトが開きます)