アジアパラ, ジャカルタ, 水泳 — 2018年10月11日 at 9:19 PM

アジアパラ水泳4日目・日本代表チームが4つの金メダル!

by

10月11日アジアパラ2018インドネシア五日目、日本代表チームは金メダル25個を含む114個のメダルを獲得した。うち水泳では7日からの4日間で金メダル16個、銀メダル21個、銅メダル17個の合計54個。金メダル数では中国に次ぐ2位、合計メダル数では参加国27カ国中トップで前半を終えた。

100mバタフライS14の表彰式。1位・東海林大、2位ライバルの中島啓智。3位は韓国のCHO  WONSANG 写真・山下元気

100mバタフライS14の表彰式。1位・東海林大、2位ライバルの中島啓智。3位は韓国のCHO WONSANG 写真・山下元気

快進撃を続ける日本水泳チーム。インドネシアの選手村での生活は、蒸し暑さの続く気候や、食事、睡眠など、決して過ごしやすいとはいえないようだ。夜は遅くまで宴会、夜中までコーランの朗読が響き渡っている。環境に体調をくずす選手もいるが、スタッフの協力も得ながら少しでもレースへの良い状況を確保しようとセルフコントロールを心掛けている。

競技4日目の今日(10日)は、水泳チームがさらに金メダル4つを獲得。日本選手団の金メダルは陸上の2つを加え、合計6つとなった。

鈴木孝幸が3個目の金メダル!新クラスでの可能性を高める

200m自由形で3個目の金メダルを獲得した鈴木孝幸の泳ぎ 写真・山下元気

200m自由形で3個目の金メダルを獲得した鈴木孝幸の泳ぎ 写真・山下元気

日本選手団主将でもある、鈴木孝幸・水泳チームキャプテン(31歳・四肢欠損/GORDWIN)は大会記録5:59.85(2位との差0.9秒)を更新し今大会3個目の金メダルを獲得した。隣の5レーンを泳いだのはリオ・パラリンピックでこの種目金メダリスト・韓国のJO GISEONG。二人は今年5月のクラス分けの見直しで自由形でライバルとなった。昨日の100m自由形もJO GISEONGとともに泳ぎ鈴木が大会新記録を更新して優勝した。

鈴木は、「このレースではしっかりと泳ぎ切って金を取りたいと思っていた」とレース後に話してくれた。リオ後からのイギリスでの練習の成果もでているという。

韓国のジャーナリストによると、ライバルの韓国人選手JO GISEONGはクラス分けで現れたライバル鈴木とのレースで2度の負けを喫したがむしろ好敵をえて鈴木とのレースを楽しんでいるようだとのこと。

木村敬一2個目の金メダル!

100m平泳ぎを泳ぎ終えた、木村敬一(全盲/東京ガス) 写真・山下元気

100m平泳ぎを泳ぎ終えた、木村敬一(全盲/東京ガス) 写真・山下元気

100m平泳ぎの木村敬一(28歳・全盲/東京ガス)は100m平泳ぎで2個目の金メダルを獲得したが、昨日からのスタートのミスなど理想とする泳ぎとは乖離していた。

江島大佑が金メダル!
2年前リオパラリンピックを前に体調不良により代表に選ばれながらも急遽出場を辞退したベテラン江島大佑(32歳・左肩麻痺/シグマクシス)は100M自由形S7で金メダルを獲得。東京に向けての準備が始められそうだ。復活を象徴するような江島の金メダルに、先輩の成田真由美も涙しながら喜び讃えていた。

久しぶりの金メダルを獲得した江島大佑(左麻痺/シグマクシス)の泳ぎ 写真・山下元気

久しぶりの金メダルを獲得した江島大佑(左麻痺/シグマクシス)の泳ぎ 写真・山下元気

「体調もよくなかったなかでタイムは良くないが、久しぶりに金メダル取れたことが嬉しいです」(江島)

東海林大が金メダル!
100mバタフライS14で世界記録をもつ東海林大(19歳・知的障害/三菱商事)がライバル中島啓智(19歳・知的障害/あいおいニッセイ損保同盟)に競り勝って優勝。金メダルを獲得した。

「今回アジアで一番大きい大会。どうしても1枚、いや、一冠とりたかった。前半で韓国の選手と競りましたが焦ることなく泳ぎました。ライバルである中島選手と友情を深め合えた」(東海林)

連日のメダルラッシュに沸きながらも、46人の選手ひとりひとりがレースごとの内容を重視し自己研鑽する日々が続いている。その戦いも、明日12日でいよいよ終結する。

(取材機材提供・ニコンイメージングジャパン)
編集・校正 田中綾子