馬術 — 2018年10月15日 at 1:59 AM

国体馬術:中村公子が成年女子馬場馬術両競技2連覇!

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中村公子&パシフィックB(Photo: c3.photography)

中村公子&パシフィックB(Photo: c3.photography)

2018年10月1日から5日にかけ、第73回国民体育大会・福井しあわせ元気国体2018の馬術競技が御殿場市馬術・スポーツセンター(静岡県御殿場市)で開催された。 国体の馬術競技は、障害飛越と馬場馬術の2つのカテゴリーで様々な競技があり、合計23競技が行われた。 この各都道府県選抜の精鋭が出揃う国体に、先月アメリカで行われたトライオン世界選手権のグレードV自由演技で銅メダルを獲得した中村公子が奈良県代表として参加した。

馬術競技の特色の一つはほかの競技と違い、主に馬の動きについて審査をして順位を決めるため、ライダーの障害の有無は関係なく同条件で競技に参加できること。ただし、パラ馬術競技に参加の際にクラス分けを受けているライダーは、それによって認められた特殊馬具や道具(例:長い鞭2本、特殊な鞍や鐙、手綱など)を競技中利用することができる。

今回、中村は10月2日/第7競技・成年女子馬場馬術競技(14人馬)と、10月5日/第21競技・成年女子自由演技馬場馬術競技(14人馬)に出場。パートナーは、長年の相棒、パシフィックB(21歳/セン/KWPN)。 中村は2016年に骨折し、一時期馬術競技から遠のいていた。しかし、昨年の国体では怪我からの復帰を見せつける馬場馬術競技と自由演技馬場馬術競技のダブル優勝を成し遂げた。 あれから1年。今年も優勝して連覇できるか? と中村にとって思い入れのある大会だった。

馬術は馬とのパートナーシップがあってこそ成り立つ競技だ。アメリカから帰国してわずかな調整期間で、果たしていい演技ができるのか? 10月2日にあった最初の競技は、最終人馬として登場。1位に立っていた稗田奈緒子&ラーディ・ヴォンダー(兵庫県)の67.087%を1%以上上回る68.999%で優勝した。 また、5日の自由演技は69.725%。僅差で杉山春恵&ゲージスター(神奈川)69.175 %を破り、両競技2年連続の優勝を成し遂げた。

「世界選手権、国体とプレッシャー続きだったので、このような結果を出すことができてホッとしました。パッシーは、大きな競技会はこれが最後になると思います。本当によく頑張ってくれました」 (中村公子・日本馬術連盟サイトコメントより) https://www.equitation-japan.com/index.php?menuindex=posts&cat=25

2020年東京パラリンピックまで、あと2年を切った。今後、中村をはじめとするパラ馬術選手たちが、国内外の大会で活躍してくれることを期待したい。

中村公子&パシフィックB(Photo: c3.photography)

中村公子&パシフィックB(Photo: c3.photography)

中村公子&パシフィックB(Photo: c3.photography)

中村公子&パシフィックB(Photo: c3.photography)

写真協力: c3.photography https://phst.jp/horse/

パラ馬術国内大会予定
2018年10月20日 – 2018年10月21日 CPEDI* Tokyo第64回東京馬術大会(静岡県・御殿場市馬術・スポーツセンター)

2018年11月23日 – 2018年11月25日 第26回全国障がい者馬術大会・第2回全日本パラ馬場馬術大会(兵庫県・三木ホースランドパーク)

参考
日本馬術連盟サイト(国体関連)https://www.equitation-japan.com/index.php?menuindex=posts&cat=28
福井元気しあわせ国体2018 http://fukui2018.pref.fukui.lg.jp/kokutai/jisshi_youkou/detail
中村選手公式応援サイト Dream Team TONKOhttp://www.dream-teamtonko.com
日本障がい者乗馬協会 (JRAD) https://jrad.jp/
シュタール・ジーク(中村選手が代表の乗馬クラブ)http://www.stallsieg.com/
(編集・校正 望月芳子)