スペイン代表:スサーナ・ロドリゲス選手(PTVI) 〜2019横浜パラトライアスロン〜

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今年で10周年を迎える、ITU世界トライアスロン シリーズ横浜大会は1日に20万人近い観客を迎え、パラトライアスロンも多くの観客の中でレースが開催された。

横浜でバイクを漕ぐスザーナ・ロドリゲス 写真・秋冨哲生

横浜でバイクを漕ぐスザーナ・ロドリゲス 写真・秋冨哲生

ペアで競技する視覚障害カテゴリー(PTVI)は、リオパラリンピック金メダリスト・ケイティ・ケリー(オーストラリア)と銅メダリストのメリッサ・レイド(イギリス)を迎え、手強い2組を差しおいて優勝したのは、横浜4度目の出場、スサーナ・ロドリゲス(スペイン/リオパラリンピック5位)だった。トップ争いは常連だったが、 今大会2位のケイティと2分24秒の差をつけたフィニッシュだった。

フィニッシュシーン 写真・木田光重

フィニッシュシーン 写真・木田光重

「来日してすぐの東京観光で、電車の冷房で持病の喘息を悪化させてしまい思うようなランはできなかったが、後方の選手とは差があったため、焦らずに走ることができた。先月(4月)ミラノで開催された大会では、バイクで小さなミスを連発してしまい2位と悔しい思いをしたが、同じミスを繰り返す事はなかった」と話していた。

タンデム(二人乗り自転車)では、20kmを30分43秒とカテゴリー内でもトップタイムで終え、納得のいくレースができたようだ。

スザーナの日本滞在は「全てが驚き!」だという。ヨーロッパとは全く異なる文化や、国民の教育水準の高さなど。
「言葉は伝わらないけども、お互いを理解しようとし、私たちは日本語は話せないけれど、英語が話せない日本の方や店員さんに言いたいことはほぼ必ず伝わり、不便に思ったことがない」という。

2020東京パラリンピックについて

「今回の大会もそうですが、日本では何事に対しても時間厳守。細かいところまで行き届いている。そして、全ての目標水準が高いため、世界中の人々も東京2020をとても期待して待ち望んでいると思う」と、今大会を終え大会の感想を話していた。

「だからこそ、今の私たちの最も重要な目標は、東京2020年パラリンピックに出場すること。時間の経過とともに、昨日よりも今日、改善に改善を重ねてタイムに繋げ、可能な限りベストコンディションで迎えたい」と来年迎える東京パラリンピックでのレースへ期待を寄せていた。

今回私たちパラフォトでは、パラリンピックに関心をもつ横浜の子供たちと共にレースを観戦した。選手たちの活躍を観戦。そしてカメラに収めた。

カメラをもって観戦にきた子供たち。ジャーナリストの堀潤さんと。 写真・佐々木理佐

カメラをもって観戦にきた子供たち。ジャーナリストの堀潤さんと。 写真・佐々木理佐

スサーナは、子供たちへのメッセージもくれた。
「とにかく何かスポーツをすること。もちろん健康のためでもあるが、何よりも、楽しむことが大事。もちろん、健康的な体を保つためにスポーツはとてもいい。そして、その選んだスポーツで誰かと競いたければ、少しでも上手になるために日々努力すること。諦めなければ、将来横浜大会のような大きな大会に参加できるかもしれないですよ!」

(編集・佐々木延江)