関連カテゴリ: DUBAI 2019 WPA, デイレポート, 夏季競技, 陸上 — 公開: 2019年11月10日 at 9:49 AM — 更新: 2019年11月19日 at 8:42 PM

佐藤友祈、伊藤智也が金銀ワンツー!期待を背負い、期待を超える。ドバイ2019パラ陸上・DAY3

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11月9日(土)競技3日目。東京2020パラリンピックに向け大きな期待を背負い見守るなかみせてくれた、圧巻のレースとなった。

400mT54最後の直線で追い抜き優勝目指す佐藤友祈(WORLD-AC) 写真・パラスポ/小川和行
男子400mT52メダルセレモニー 。金メダル佐藤友祈、銀メダル伊藤智也、銅メダル・レイモンド・マーティン(アメリカ) 写真・丸山裕理

男子400mT52決勝で、世界記録を持つ佐藤友祈(WORLD-AC)はライバルであるレイモンド・マーティン(アメリカ)との争いを想定していたが、ベテランの伊藤智也(バイエル薬品)が速く、佐藤は、最後の直線から2人をとらえ、一気に追い抜い抜き、59秒25で金メダル、伊藤も1:00.6で銀メダルを獲得した。
「今シーズンに入り、ずっと欲しかった内定で嬉しい。東京では同じ金メダルを世界記録を出して獲得する予定です」と佐藤は話した。

800mT54のレースでの鈴木朋樹 写真・パラスポ/小川和行

男子800mT54の決勝に出場した鈴木朋樹は、1分36秒49の8位でレースを終えた。
「150m以降でまだまだ山はあるなと感じました。トップスピードに持っていくのが一瞬だけではだめで、それをキープしなくてはいけない。限界を超える域まで行けないと決勝では勝てないと思いました」とレースを振り返った。
今後に向けて学んだのは、持久力と位置どり。「今回決勝進出できたことで、ひとつ山を越えられた。次に向けてもう一度勉強しないといけないと思います」と冷静に自身を分析した。

またも強豪ブラジルの首位争い

男子400mT47は「パラリンピック界のウサイン・ボルト」と呼ばれるブラジルのフェレイラ・ドス・サントス( FERREIRA dos SANTOS Petrucio/ブラジル) 写真・パラスポ/小川和行

男子400mT47決勝、20歳の石田駆は、49.44で5位。内定を逃した。トップ争いには、3人をエントリーして挑むブラジル勢が力を発揮したレースだった。1位は「パラリンピック界のウサイン・ボルト」と呼ばれるブラジルのフェレイラ・ドス・サントス( FERREIRA dos SANTOS Petrucio/ブラジル) 、2位のモラエス・トーマス・ルアンはじめ、4位もブラジル選手に囲まれた。

午前の女子走り幅跳びT11で髙田千明が4位、東京パラ出場件に内定した。これについては こちらの記事で詳細に触れたので省略する。今大会での日本の東京パラ出場枠内定は5となった。


DAY3・11/9(土)・日本代表結果

<決勝>
女子走り幅跳びT 11
・髙田千明 4m69cm -1.2 4位 東京パラ出場内定
男子400m T 54
・鈴木朋樹 1:36.49 8位

男子砲丸投げF53決勝 
・大井利江 6.60 5位

男子200mT64決勝 
・井谷俊介 23.38 7位

男子400mT47決勝 
・石田駆 49.44 5位

男子400mT52決勝 
・佐藤友祈 59.25 金メダル 東京パラ出場内定
・伊藤智也 1:00.6 銀メダル 東京パラ出場内定
・上与那原寛和 1:03.27  4位 東京パラ出場内定

<予選>
女子400T47 予選
・重本紗絵 1:00.01 4位 決勝進出

(編集協力・丸山裕理、写真協力・小川和行)

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