関連カテゴリ: DUBAI 2019 WPA, Tokyo 2020, デイレポート, 国際大会, 夏季競技, 陸上 — 公開: 2019年11月11日 at 11:58 AM — 更新: 2019年11月19日 at 7:59 PM

男子走り幅跳びT63・山本篤は銅メダル、東京パラ内定。ドバイ2019パラ陸上・DAY4

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11月10日(日)ドバイ2019パラ陸上4日目。ドバイには珍しい降雨のあとの涼しい空気のなか19時39分、日本にとってクライマックスの一幕になる山本篤(新日本住設)含む男子走り幅跳びT63に注目が集まった。
試合開始直後、世界記録保持者レオン・シェファー(SCHAEFER Leon・ドイツ)が6m90cmの金メダルになる大きなジャンプを決め、そこに挑戦する跳躍が繰り広げられた。山本は2回目の跳躍で6m40cmを飛び、自己ベストに30cm届かず、6m84を飛んだライバル、ジョゼフ・ワグナー(WAGNER Daniel・デンマーク)に次ぐ3位・銅メダルと東京パラ出場枠内定をきめた。

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山本篤(新日本住設)は6m40で銅メダル、東京パラ出場内定をきめたが課題が残る試合となった 写真・吉田直人

「自分の中では力を出したと思うが、届かなかった。腰を痛めた不安。3本目以降はいいジャンプできなかった。スピードを戻す、新たに作るということかもしれない。7メートルは見えている、飛べるよう、スピードを出していきたい。今回は調整は完全に失敗している。いい状態で望めたわけではない。自分自身と体の状態からすれば、現状以上のものは出たと思う」と話していいた。

ーー(前回世界選手権までライバルだった)ハインリッヒ・ポポフがコーチとして日本選手団に帯同したことについては効果がありましたか?

メダリスト。1位レオン(ドイツ)、2位ワグナー(デンマーク)、3位山本 写真・吉田直人

「義足がたくさんいる中で、知識やノウハウ、義足であるに関係なく、立位のメンバーは若い選手には参考になる。コミュニケーションとることで日本チームに強さをもたらすと思います。みんなが金メダリストに学べる機会だと思う」

男子砲丸投げF53・大井利江順位騒動

男子砲丸投げF53の大井利江(北海道・東北パラ陸上競技協会)は、昨日の試合で5位。東京パラ出場枠内定条件の「4位以内」を満たせなかったが、本日になって記録が訂正となり4位に繰り上がったことを、記者たちに報告した。しかしその発表の後、イランからのプロテストにより、最終的に順位が示され、5位で、内定はなくなったことがわかった。

DAY4・11/10(日)日本代表結果

女子1500mT20決勝
・古屋杏樹 4:51.06 6位
・蒔田沙弥香 4:51.31 7位
男子100mT64予選
・井谷俊介 11.61 7位 決勝進出

男子100mT12予選
・山路竣哉 11.37 15位
男子やり投げF46決勝
・高橋峻也 57.20 6位
・山﨑晃裕 55.21 7位
・白砂匠庸 53.69 8位
女子100mT12予選
・澤田優蘭 12.50 8位

男子走り幅跳びT63決勝
山本篤 6m40cm 3位 銅メダル、東京パラ出場枠内定

女子400mT47決勝
・重本紗絵 1:00.65 7位
男子100mT47予選
・石田駆 11.29 14位
・鈴木雄大 11.47 15位
・階戸健太  11.57 19位


女子400mT47決勝、重本紗絵 1:00.65 7位 写真・吉田直人

(写真協力・吉田直人)

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