関連カテゴリ: Tokyo 2020, デイレポート, 地域, 夏季競技, 車いすラグビー — 公開: 2019年12月20日 at 9:33 PM — 更新: 2019年12月22日 at 12:29 AM

新チームTOKYO SUNSが白星発進!車いすラグビー日本選手権が開幕

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千葉ポートアリーナで開幕した「三井不動産 第21回 車いすラグビー日本選手権大会」。新チームの指揮官・池崎大輔(TOKYO SUNS/クラス3.0)

「三井不動産 第21回 車いすラグビー日本選手権大会」が20日、千葉ポートアリーナで開幕し、初出場のTOKYO SUNSが勝利。白星発進で大会初戦を飾った。

今年10月に東京体育館で行われた国際大会「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」が過去最多の動員数3万5000人を記録しラグビー熱が盛り上がるなか、今度は国内でのナンバーワン決定戦が幕開けした。全国各地の予選リーグを勝ち抜いた8チームが、日本一の頂点をかけて熱い闘いを繰り広げている。

残り約5分で逆転し、初戦を制したTOKYO SUNS

注目の東京ダービー

開幕戦での注目は、今年設立された新チームTOKYO SUNS(東京)とBLITZ(東京)の「東京ダービー」。激戦を制したのは、日本代表のエース・池崎大輔率いるTOKYO SUNS。第3ピリオドまでBLITZのリードを許すも、最終ピリオドで逆転し、48−42で白星発進した。試合後、池崎は「後半、攻撃的なディフェンスを仕掛けて、自分たちの流れが作れました。課題はコミュニケーションです。ゲームの組み立てが上手くできなかった。チームでも迷いながらプレーしていたのを感じたので、明日以降、明確に伝えていきたい」と修正点を語った。

4連覇に向け好発進の沖縄

4連覇に向けた戦いも始まった。夕方に行われたのは、昨年、3連覇を果たしたOkinawa Hurricanes(以下、沖縄)と北海道T×TBig Dippers (以下、北海道)の一戦。優勝候補の沖縄は今年、カナダの代表選手、ザック・マデルを投入し、チームを強化。圧倒的な攻撃力で次々と得点を決め、最後は全選手がコートに出場し、54−33で初戦を終えた。選手権監督の仲里はザックについて「パワーやスピード、テクニックも持っている選手。そのプレーで会場の皆さんに車いすラグビーを楽しんでもらえたら」と期待を寄せた。

今年新加入のザック・マデル(Okinawa Hurricanes/クラス3.5)
選手兼ヘッドコーチを務める仲里進(Okinawa Hurricanes/クラス2.5)

気になるチームを問われると「TOKYO SUNS」と答えた仲里。「エース池崎選手や今井選手など代表選手がいて、強いチーム。もし決勝戦で池崎選手とザック選手の戦いを見られたら、日本選手権そのものが盛り上がるんじゃないかと思う。見ている人が楽しめる試合ができれば良いですね」と車いすラグビー界への思いも語った。

「三井不動産 第21回 車いすラグビー 日本選手権大会」は22日まで千葉ポートアリーナで開催。

初日の試合結果
Fukuoka DANDELION(福岡)対TOHOKU STORMERS(東北)42−47
TOKYO SUNS(東京)対BLITZ(東京)48−42
Freedom(高知)対 AXE(埼玉)50−44
Okinawa Hurricanes(沖縄)対 北海道T×TBig Dippers (北海道)54−33

「このチームから代表選手が出てほしい」とチーム強化についても口にした池透暢(Freedom/クラス3.0)
国際大会では悔し涙を浮かべた橋本勝也(TOHOKU STORMERS/クラス3.0)。「代表で学ぶこと沢山ある。ここではチームを引っ張るつもりで頑張りたい」と意気込んだ

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