関連カテゴリ: AsianParaGames, INCHEON 2014 Asian Para Games, 夏季競技, 水泳 — 公開: 2014年10月21日 at 9:24 AM — 更新: 2021年9月6日 at 1:44 AM

水泳2日目、金メダル5追加!自己ベスト更新へむけ熱戦が繰り広げられる

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女子400M自由形S8スタート。3コース鎌田美希(17歳・奈良県)

仁川2014アジアパラ・水泳競技2日目。出発前、「リオ、東京への通過点」「メダルは当たり前、自己ベスト更新できるかどうか」「日本の目標(全体で120個)に大幅貢献」とみられていた今大会だが、全体的に出場者が増え、新たに力のある選手も増えている。日本チームにとっても必ずしも余裕があるとは言えないようだ。

男子は、小山恭輔(S6)が400M自由形で大会記録を更新して優勝した。
山田拓朗(S9)は得意の100M自由形では優勝、バタフライでは中国の選手に追いつけなかったが自己ベストを更新した泳ぎだった。

男子100M背泳ぎS12の表彰式。中央はカザフスタンのAKHMETIOVAnuar選手、左・佐藤健太、右・木村敬一
男子100M背泳ぎS12の表彰式。中央はカザフスタンのAKHMETIOVAnuar選手、左・佐藤健太、右・木村敬一

100M背泳ぎS12では、カザフスタンの記録保持者・AKHMETOV Anusr選手が自身の大会記録を更新する1:9.38で優勝、佐藤健太(22歳・福島県)が続いて2位となった。佐藤は前回のアジア大会から日本代表として出場、自由形とバタフライで2位という成績だった。
日本のエース・木村敬一S11はクラスアップでの出場だったが、オリジナルのクラスでもつアジア記録をしのぐタイムで泳ぎ3位に食い込んだ。

女子は、鎌田美希(17歳・奈良市)。アジア記録をもつ400M自由形に賭けていたが、緊張のあまりベストのタイムを超えることができなかった。中国の2選手はそれぞれ鎌田より障がいクラスの重い選手だったが、リードを奪われる厳しいレースの中で、ペースアップを図り銅メダルに終わった。アジアレコードを奪われる形となった。
「ベストを出せなかったことが、悔しい。始めからもっと速く泳いでいれば、後半ももっと速いペースを保てたはず」と泳ぎを振り返り、悔しさに涙した。

昨日、女子50M自由形S10で金メダルだった最年少の池愛里は100M自由形では自己ベストを更新できなかった。中国のZHANG Meng選手にアジアレコードを奪われる形で金メダルを逃した。

アジアユースでキャプテンを努めた一ノ瀬メイ(S9)が、バタフライで自己ベストを更新。順位は4位とメダルに届かなかったが「これで眠れます!」と、自由形で振るわなかった泳ぎを取り戻して1日のレースを終了した。

2日目は金メダル5を含む11のメダルを追加、日本チームの合計メダル数は28となった。

<金メダル>
山田拓朗(23歳・NTTドコモ)男子100M自由形S9 58.48
木村敬一(24歳・東京ガス)男子100M自由形S11 1:03.20
小山恭輔(26歳・コロプラスト)男子400M自由形S6 5:40.51
田中康大(24歳・千葉県)男子100M平泳ぎS14 1:07.01
渡邉麗美(21歳・千葉県)女子100M平泳ぎS14 1:30.56

<銀メダル>
山田拓朗(23歳・NTTドコモ)男子100MバタフライS9
佐藤健太(22歳・福島県)男子100M背泳ぎS12
池愛里(16歳・東京都)女子100M自由形S10
生名奈緒美(43歳・大阪)女子100M自由形S11

<銅メダル>
佐藤健太(22歳・福島県)男子100M自由形S11
木村敬一(24歳・東京ガス)男子100M背泳ぎS12(※本来のクラスはS11)
小野智華子(20歳・筑波大学付属視覚特別支援学校)女子100M自由形
鎌田美希(17歳・奈良市)女子400M自由形S8
山根准子(25歳・大阪市)女子100M平泳ぎS14

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