AsianParaGames, INCHEON 2014, デイレポート, 夏季競技, 水泳 — 2014年10月22日 at 6:43 AM

山拓、エントリー6種目で金3・銀3で終了。水上真衣、銀メダル!

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個人エントリー6種目で金3・銀3を獲得した山田拓朗。最終の400M自由形の泳ぎ 写真:越智貴雄

個人エントリー6種目で金3・銀3を獲得した山田拓朗。最終の400M自由形の泳ぎ 写真:越智貴雄

10月21日、仁川2014アジアパラ・水泳競技3日目。
女子の河村有香(40歳・クラマ)が100M自由形S5で金メダルを獲得、ユースから伸びてきた水上真衣(20歳・東京都)が100M平泳ぎSB8で銀メダルを獲得。男子は、山田拓朗が個人エントリー6種目を金メダル3・銀メダル3で終えた。

水上は、2009年アジアユースパラゲームズ(東京)で最年少選手として出場、エントリー種目全て金メダルという成績でデビューした。ユース大会のほか今年のドイツオープンにも出場したが結果は良くなかった。
「自己ベストを4秒縮めることができた。シニアの大会で初めてのメダルで、嬉しい。
(3位の)ミャンマーの選手が横に見えていたけど、最後のタッチまであきらめなかった」
タイム0.1秒差での銀メダルだった。これまで自由形メインだったが得意種目を増やせそうと喜んでいた。

金メダルの河村は、「リズムよく押しつづけ、粘った結果で、チームにも貢献できて嬉しい。泳ぎは良くなってきていると思うが、タイムは満足できるものではない。この大会からリオが始まっているので、11月の日本選手権、3月の富士記録会を目指してテクニックの練習を積んでいきたい」と話してくれた。

ほか女子では2日連続で池愛里がメダルを獲得した。

選手たちの中には、個人種目が最終日を迎える人もいる。その一人、23歳のベテラン山田拓朗(NTTドコモ)は、金メダル3、銀メダル3で、個人エントリー6種目全てでメダルを獲得した。
「世界一になること、パラリンピックで金メダルをとることを目標に幼いころからやってきました。今年から専任コーチにもついてもらい、一緒に取り組んだ結果を出すことができた大会だと思います。この結果に満足せず、トレーニングを再開したい」
6日間の疲れもあるようだが、全般的に力を発揮できたようだ。リレー種目が始まる前に今回から日本選手団により開設されたマルチサポートハウスを利用したいと話していた。

山田拓朗(23歳・NTTドコモ)写真:越智貴雄

山田拓朗(23歳・NTTドコモ)写真:越智貴雄

ベテラン江島大佑(28歳・シグマクシス)は今大会2度目のレースとなったが、初日からの失格でアウェイ感に苛まれていた。今日もレースが終わると「失格」の表示が。江島の障がい(脳性麻痺)の場合、スタートのドルフィンで両足をそろえて行なわなければならないルールだが麻痺した脚がともなわないことによりバタ足に見えてしまうことがある。個別の障がいにより「エクセプションコード」という参考情報が付記され、考慮されるが、今回それを無視した判定への抗議が認められ、江島の銅メダルが認められた。
「初日の失格のこともあり、慎重にしようとしていたが、レースの相手が世界ランク1位、2位の中国の選手で、ぶつかって行くことにした。ベストも1秒更新した」
江島は、過去アテネパラリンピックで銀、北京では0.2秒差で4位だった時「4〜8位は入賞は入賞だが、1〜3位のメダルがあることは大きな違い」と言う。今大会でも他の選手がメダルをとる中でのプレッシャーもあり、ひとまずほっとしたようだ。

ほか男子では、木村敬一(24歳・東京ガス)が昨日に引き続き、一つ障がいの重いクラスで銀メダル、鈴木孝幸、江島大佑(28歳・シグマクシス)、小山恭輔(26歳・コロプラスト)のベテラン、中堅勢がメダルを獲得し、今日1日で9個、水泳3日間の合計は37個となった。

<金メダル>
河村有香(40歳・クラマ)女子100M自由形S5 1:46.53

<銀メダル>
山田拓朗(23歳・NTTドコモ) 男子100M平泳ぎSB8
山田拓朗(23歳・NTTドコモ) 男子400M自由形S9
水上真衣(20歳・東京都) 女子100M平泳ぎSB8
木村敬一(24歳・東京ガス) 男子200M個人メドレーS12(※本来のクラスはS11でアジアレコード保持)
鈴木孝幸(27歳・ゴールドウィン)男子100M自由形S5

<銅メダル>
江島大佑(28歳・シグマクシス)男子50MバタフライS7
小山恭輔(26歳・コロプラスト)男子50MバタフライS6
池愛里(17歳・東京都)女子400M自由形S10

1日合計9、3日間合計37