関連カテゴリ: ASAHIKAWA 2015 IPC Cross Country Ski, IPC_WORLD, クロスカントリースキー, デイレポート, バイアスロン, 冬季競技, 旭川 — 公開: 2015年2月18日 at 12:53 AM — 更新: 2021年9月6日 at 2:16 AM

クラシカル・ロングで、アメリカのソールが3冠。カナダのマッキーバーは快走・堂々1位!友里香3日連続メダル!新田3位!

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2月17日、クラシカル・ロング(20km)を走る、ブライアン・マッキーバー(左)とガイドのグラハム・ニシカワ(右) 写真:越智貴雄

2月17日、国際パラリンピック委員会(IPC)主催・クロスカントリースキーワールドカップ(第2戦・旭川)、競技3日目を迎え、クラシカル・ロングのレースが行なわれた。
競技は、クラシカル種目の最終種目・ロングディスタンス。男子スタンディングクラスと視覚障害(以下ブラインド)は20km(6×3.3km)、シッティングクラスは15km(5×3.0km)、女子スタンディングクラスと視覚障害は15km(5×3.0km)、シッティングクラスは12km15km(4x3.0km)を走った。
男子シッティングクラスで、アンドリュー・ソール(USA)が、3日間の競技で3冠を成し遂げた。
「得意種目で、よい走りができた。コースの雪の状態も、よく固められていよかった」と話してくれた。

ブラインドでは、2010年バンクーバーオリンピック・パラリンピックの両大会に出場し、日本でも名前が知られるブライアン・マッキーバーが、1時間15分5秒の快走を成し遂げた。今大会終了後は、3月にスウェーデンで行なわれる健常者のレースにも出場し、3年後のピョンチャンでも両大会での出場を目指している。
「コースコンディションはいいが、曇りや雪、晴天など、天候が変わりやすいので大変」と、レース後の感想を話してくれた。また、「旭川のコースは、激坂となだらかなところが両方あって面白い。子供たちどうしや家族連れの応援がいい」と、旭川での大会を楽しんでいるようだ。

日本代表は、新田佳浩(日立ソリューションズ)がライバルのルーシャン・ミネグロフと接戦のすえ3位。昨日のスプリント2位につづき、復帰戦での調子をあげてきた。

新田佳浩(日立ソリューションズ)のクラシカル・ロングの走り 写真:越智貴雄

女子は、阿部友里香が2位(日立ソリューションズJSC)で、3日間連日でメダルを獲得し、大健闘している。

また、ブラインドクラスで、地元・旭川出身・98年長野パラリンピックに出場した加藤弘(ぎしん治療院)が出場。3カ国中3位で銅メダルを獲得。
「旭川の大会スタッフ皆さんへのメダルです!」と、ゲームメーカーとして大会運営する200人のボランティアや競技役員の労をねぎらう言葉をかけた。

会場の富沢クロスカントリースキーコースは、連日の曇りや小雪から晴天に変わり、汗ばむほどになった。週末の半分になったとはいえ、250名の来場者があった。2010年・バンクーバーの響きを彷彿とさせてくれるニッポンマンの応援の太鼓が、旭川の空に鳴り響いた。

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