もうひとつのスポーツドキュメンタリー、衛星放送のWOWOWが取材・撮影開始!

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衛星放送局WOWOWの取材チーム

衛星放送局WOWOWの取材チーム

7月13日より7日間の日程で、イギリス・スコットランド地方グラスゴーでIPC(国際パラリンピック委員会)水泳世界選手権”Glasgow 2015″が始まった。ロンドンパラリンピックから3年、パラリンピック・スイマーを伝えるため、世界8カ国から60の放送局が生中継もしくはハイライトを放送、122人のジャーナリストとカメラマンが情報発信のためトルクロス国際水泳会場に集まっている。
日本からは、衛星放送のスカパーが日本代表の出場レースの公式映像による中継を行っている。現地の日本メディアはわずかだが、ロンドンから2社が期間中全日程を伝える。そして、今回からパラリンピックの魅力を伝える新たなメディアが誕生した。

大会に先立ち、7月9日、衛星放送のWOWOWは、パラリンピックトップアスリートの姿を伝える「障がい者スポーツドキュメンタリーシリーズ」のIPC(国際パラリンピック委員会)との共同制作を発表した。
2020年までの5年間に、2016年リオパラリンピック、2018年平昌パラリンピック、2020年東京パラリンピックを目指す障害のあるアスリートを取り上げていくという。

フィリップ・クレーヴァンIPC会長は、「障害者アスリートは、パラリンピックムーブメントの核心です。そして、彼らのパフォーマンスや物語は、パラリンピックを広く社会に浸透させる触媒になると考えています。このドキュメンタリーシリーズにより、日本国内で障がい者スポーツがかつてない規模で広がりをみせることでしょう」と記者発表でコメントしている。

制作チームは、企画からIPCへの発案、交渉をすべて少人数のチームで行ってきた。IPC水泳世界選手権大会の会場となるトルクロス国際水泳センターに11日に到着、中心となる3人のクルーのほか、2人が増えて5人での取材を開始した。大会期間中世界のパラスイムを取材する。番組は、WOWOWで2016年から放送予定だ。

なぜこの制作プロジェクトを思いついたのか。中心となって企画を立ち上げた口垣内徹さんは「これまでいろいろなスポーツを取材してきた中でも、2年前に知った車いすテニスの国枝慎吾選手が心に残っていた。いつかパラリンピックのトップアスリートを伝えてみたいという想いがあった」という。初日からの水泳競技の様子をみて「毎日が驚きの連続です。すごい!」と、驚きながら取材していた。

メンバーはパラスポーツにこれから関わりを深めていく段階で、この水泳世界選手権が第1回目のパラスポーツ取材となる。当初は日本にむけた番組制作を行いながら、5年間の中で海外へも発信を行う予定で、IPCの公式映像とオリジナルに撮影したシーンを組み合わせたドキュメンタリーコンテンツを作っていく。

世界のパラリンピック選手に注目するという発想で番組が作られ、映像によりその魅力を紹介していく。WOWOWの番組により、既存のスポーツにはないパラリンピック独自の面白さを見つけ、知らせてほしい。真のスポーツの魅力をパラリンピックから伝え、魅力そのものの威力により、東京パラリンピックの会場に多くの人々を集めていってほしい。

<参考>
IPC×WOWOW共同プロジェクト・障がい者スポーツドキュメンタリー制作決定記者発表資料
2015年7月 WOWOW定例記者会見の要旨