パラフォトニュース
記事掲載日:2004/02/07

最年少・鈴木選手が銅メダルを獲得

photo世界選手権も、今日(2月6日)がとうとう最終日。大会最後を飾るのは、女子の各クラスと男子チェアクラスによって競われるスラロームです。

今日のハイライトは、1本目終了時点で男子LW12クラスのトップに立った鈴木猛史選手(LW12/2)。チーム最年少の15歳が、世界各国のベテランたちを従えて、レースをリードします。練習時に見せる鋭いアタックをそのまま出し切った滑りは、頼もしささえ感じさせるものでした。

また、女子チェアクラスでは大日方邦子選手(LW12/2)が、さらに男子LW10クラスでは長谷川順一選手が、それぞれメダル圏内の3位につけ、さらに上位をねらいます。

そして2本目、まず女子LW3+LW6/8+LW9クラスの佐々木如美選手(LW6/8)が、1本目8位から5位にジャンプアップを果たし、チームを勢いづけます。しかし、メダルの色を銀以上にしようと果敢に攻めた大日方選手は、ゴール直前で転倒。代わって、1本目6位と出遅れていた青木辰子選手(LW10)が上位陣を猛追しますが、わずかに及ばず4位にとどまりました。

さらに男子LW10クラスの長谷川選手も、下位からの逆転を許して4位に下がってしまいます。LW11クラスの谷口彰選手も、地元オーストリアの強豪たちの後塵を拝し、1本目6位から順位を上げることはできませんでした。

そしてLW12クラストップの鈴木選手がスタート。滑り出してすぐに、リフトアップ機構のレバー(リフトの乗降時に操作するもの)の異常に気がついた鈴木選手は、滑りながらそれを正しい位置に戻すという離れ技をやってのけます。しかし、そのぶんタイムをロスし、1本目2位のトーマス・マイヤー選手(ドイツ)とクリス・デブリン・ヤング選手(アメリカ)に合計タイムで及びません。ただし、それでも3位にとどまり、銅メダルをきっちりと確保しました。(鈴木選手の滑り)

photo鈴木選手の活躍により、日本チームの連続メダル獲得記録は、初日から途切れることなく、とうとう大会期間中ずっと続きました。金メダル4個、銀メダル2個、銅メダル3個の堂々たる成績です。しかもメダリストは6人を数え、個人ではなくチームとして世界と戦える力をつけたことを証明しました。

2002年ソルトレイク・パラリンピックを終え、2006年トリノ・パラリンピックへと向かう道程の中間地点にあたる今回の世界選手権で、日本チームは実に大きな成果を得ることができました。この勢いをさらなる飛躍へとつなげてくれることを期待しつつ、現地からのレポートを終えたいと思います。長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。(写真 鈴木選手が1本目1位に立ったことを示す電光掲示板)

photo鈴木選手のコメント
「(1本目トップに立って)いつもどおりの滑りができました。変な緊張はなく、ほど良い緊張感でした。(2本目で3位になって)ゴールできて、とにかくホッとしました。3位になれたので、次はスラロームで2位をめざします。今回の遠征は、すごく勉強になりました。こっちに来て、感覚が鋭くなった気がします。本当に良かったです」

(写真 表彰式を終え、銅メダルを手にする鈴木選手)



 →リザルト男子(PDF)
 →リザルト女子(PDF)

※添付の男子成績表は、昨日の視覚障害および立位のクラスと、今日のチェアクラスが合わせて掲載されています。



【堀切】

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