Paraphoto 特定非営利活動法人 国際障害者スポーツ写真連絡協議会

9月24日 (08:07)

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9月22日 ゴールボール 日本‐カナダ

パラフォト広報担当・小森誠之

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ゴールボール
日本 0‐ 2カナダ






昨日はアメリカに惨敗してしまっている。今日は前回の優勝国のカナダ。おそらくメダルに値する実力を有している。日本はそのカナダに対して、どういう戦いを仕掛けるのか。興味はその一点に絞られていた。



photo開始から守りの意識が高い。少しでもボールの処理にもたついてしまった時は、セーフティーに相手に素早くボールを投げ入れる。ボールを持ってから投球するまでに8秒ボールを所持してしまえば、相手にペナルティーのシュートチャンスを与えてしまう。(チームペナルティー:エイト・セカンド)それだけはどうしても避けなければいけない。守る位置も、普段はラインの少し前なのだが、今日は3人がいつもより少し後ろに位置している。特にサイドの小宮と直井はサイドに投げ入れられるシュートに対しての意識が高い。その分浅井が守る範囲が広くなっているが、前半から浅井の気迫は鬼気迫っている。何としてでもボールに食らい突くという気合が見ていて感じ取れる。







photoもう少しで前半が終了。点数は0−0。このまま守りきれば引き分けに持ち込むこともできる。強豪相手の引き分け。勝ち点を考えればこの1点が大きい。そう思っていた矢先、浅井の弾いたボールが後ろにこぼれた。すぐに直井のカバーが入る。浅井が直井の名前を叫ぶ。間に合わない。前半終了間際に大きな失点。浅井がコートに頭を擦りつける様にうつ伏せた。




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これで1点を追いかける展開になってしまった。しかし、どうしても相手から1点を取れる気がしない。コースが悪いわけではない。ただ、外国の選手のように相手の選手を弾き飛ばすような勢いのあるシュートが打てない。それでも丁寧にコースを突いてシュートを打っていくが、ほんの少し相手の読みが上だった。相手のセンターを抜いたボールであっても、サイドの選手に阻まれてしまう。







photoフェイントやコースの工夫を行っていても、なかなか点を入れることができない時間が続いてしまう。そのままタイムアップ。どうしても1点がほしいという展開でどうやって点を取るかという課題が浮き出た試合。明日のフィンランド。そして続くオランダ・ドイツとの戦いはそこがキーになるだろう。


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