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パラフォトとは?パラフォトとは… パラリンピック、障害者スポーツを「知り、知らせる」NPO活動です。パラフォトは、4年に2回のパラリンピック(夏・冬)、及び国内外の大会の現地からの情報をインターネットで配信しています。また、パラリンピックの開催時に国内各地で写真展を開催し、多くの人に障害者の競技を伝えています。 インターネットの普及により、受信者であると同時に発信者でもあることが当たり前となりました。受信も発信も含めて情報とどのように関わるかというメディアリテラシーの問題は、従来のマスメディアだけの責任ではありません。 パラフォトは、パラリンピックをはじめとする障害者スポーツを、楽しみ、知り、伝える「ファンのメディア」として、障害者スポーツともに成長したいと願っています。メンバーにはフリーの写真家、エンジニア、デザイナなど、さまざまな人々が参加しています。 2001年には、内閣府認証のNPOとなりました。正式名称は「特定非営利活動法人 国際障害者スポーツ写真連絡協議会」です。 これまでのパラフォトをふりかえって佐々木 延江 <気づき>1998年、メンバーのほとんどが長野で初めてパラリンピックを知り、2000年、シドニーの写真配信を行ったあと、これまでのパラリンピック情報のほとんどが、障害者の競技を健常者の競技と区別し、競技としての認識がすすまず、その面白さが十分に伝えられていなかったことに気づいた。 <アクション>2002年ソルトレークパラリンピックの取材では「取材者自身が知ること」を目標に「とにかく楽しむ取材」を行い、成功をおさめた。パラリンピックの舞台には、厳しい条件を克服した競技者が、積み重ねてきた練習の成果を堂々と表現していた。パラフォトのメンバーは、これまでマスメディアの領域だった国際スポーツ報道の世界に足を踏み入れて、NPOのメディアとして配信を行った。写真の力にプラスして、活動そのものが、新しい情報配信への期待にみなぎっていた。パラリンピックが、これまでの常識の塊を突き破り、ムーブメントを引き起こすに十分な力を秘めたモチーフだったということが証明された。 <競技環境とともに>パラフォトは、メディアリテラシーの過渡期に、パラリンピックというモチーフを得た。それは、情報受信者と発信者の両方のセンスが必要だった。そして、わたしたちの目の前には、まだ知られていない、新しい競技スポーツの世界があり、その世界を育てようとする選手自身と支える人々の姿があった。 競技環境が未成熟である理由のひとつは、障害と障害のある人のスポーツに関する知識や情報がないということや、障害者のスポーツをリハビリの延長というひとつの角度からしかとらえなかったことにあると思う。しかし、現在はすでに競技として発展をとげている。その過渡期を過ぎ、医療や福祉の観点からだけではなく、文化・スポーツ、障害の分野として行政もサポートを再構築しなければならない。現場レベルではその課題が見え、競技をめざす人や、支える環境ができつつある。 また、パラリンピックを機会に競技を国際的にみてみると、どの国にも多かれ少なかれ競技環境への課題がある。過去のメダル獲得数は、福祉政策が進んでいる国がより多いとされていたが、最近は、スポーツ文化の成熟した国の選手が有利と言われている。選手を強化するために、より専門的な視点での指導・サポートが行われているからだ。パラリンピックを観ることで、選手の出身国の競技環境が見え、自国へのフィードバックがあり、すばらしい選手を生むためのヒントになっていくだろう。パラフォトはパラリンピックをはじめとする国際取材で得た知識を日本の多くの人々に伝え、今後の競技環境に貢献していきたい。 <転機>2004年のアテネでは、ようやく競技として取材する方針を掲げたメディアが多くアテネを訪れていた。パラフォトでは24名の取材者により「さまざまな視点」ということを掲げていた。取材者自身の目線から取材することが、さまざまな可能性の配信につながると考えた。他のメディアの取材が一様に「競技」を伝える中で、ファンの視点が競技性だけではない面を数多くクローズアップした。結果、競技としての普及が必要な分野を伝えることになり図らずもユニークな視点が展開できたと思う。 <トリノへ>これから始まるトリノ取材のスローガンは「真実をみわたそう」だ。ファンのメディアとして、目の前で起こることをいろいろな角度から見て、未来への期待込めて伝える。それは、楽しく、自由で、ユニークで、おもしろくて、自分自身で考えなければならない。ファンとして生きてきた取材者なら、おのずといい配信ができるにちがいない。混沌とした世界がNPO活動にもたらした仕事のひとつであると考える。イタリア・トリノという地で、日本人選手がどんなプレーをするか、どんなスポーツ文化の違いを感じ取れるかが、今回の取材に対し大きく期待される。 |
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