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Paraphoto / 特定非営利活動法人 国際障害者スポーツ写真連絡協議会
パラトライアスロン応援番組「パラトラトーク」
パラトラトーク5月11日13時30分から配信開始!
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Paraphoto

パラフォトとは?

パラフォトとは… パラリンピック、障害者スポーツを「知り、知らせる」NPO活動です。

パラフォトは、4年に2回のパラリンピック(夏・冬)、及び国内外の大会の現地からの情報をインターネットで配信しています。また、パラリンピックの開催時に国内各地で写真展を開催し、多くの人に障害者の競技を伝えています。

インターネットの普及により、受信者であると同時に発信者でもあることが当たり前となりました。受信も発信も含めて情報とどのように関わるかというメディアリテラシーの問題は、従来のマスメディアだけの責任ではありません。

パラフォトは、パラリンピックをはじめとする障害者スポーツを、楽しみ、知り、伝える「ファンのメディア」として、障害者スポーツともに成長したいと願っています。メンバーにはフリーの写真家、エンジニア、デザイナなど、さまざまな人々が参加しています。

2001年には、内閣府認証のNPOとなりました。正式名称は「特定非営利活動法人 国際障害者スポーツ写真連絡協議会」です。

 

NPO+ファンのメディアから  −北京取材に向けて−

四川地震で多くの中国市民が傷つき、今も、苦しんでいる。
そういったなかで、オリンピック、パラリンピックを開催する中国の市民は、このスポーツイベントにどれだけ関心を持っているのか? それは日本にいるとほとんどわからない。中国における「スポーツ」と「障害者」への認識は、日本人が考えている以上にギャップがあるのではないかと思う。

一方、平和を願い、たった一人の選手をパラリンピックに送り出す国の存在もある。そして、経済的にそれすらかなわない国もある。スポーツは平等で、自由というけれど、世界にはスポーツをめぐる取り組み方の違いがあると思う。

一つの価値観、角度からでは見えないものがある。スポーツを通じて、現実に起きている社会問題をほんの一部から想像していくことになる。差別や経済的事情でスポーツができない国もあれば、内乱や紛争の起こっている地域では、地雷を踏んで障害者となる人が後を絶たない。そして、宗教的民俗的な理由から男女を区別する国では、障害のある女性がスポーツをする機会そのものが少ない。経済要因だけでなく、人権そのものへの意識が希薄な国も数多く存在している。

日本では、障害者スポーツがリハビリテーションの延長のみにあり、パラリンピックが障害者の自立や社会参画の例として紹介されることは少なくなった。スポーツはさまざまなスタイルで楽しまれているし、競技への認識も広まっている。しかし、社会やメディアはステレオタイプの認識、観点をまだ引きずっているように思う。

取材をしていると、日本のアスリートは、ヨーロッパをはじめとする、スポーツに関心が高い国々に取り残されてしまう危機の中にあることがわかる。日本のアスリートや競技関係者、そしてファンも、この国際大会を観戦することで、そこに素晴らしいスポーツ文化を見つけるだろう。選手たちが守ってきた自国の障害者スポーツが世界の中でどういうところにいるのか知らされるだろう。 パラフォトは、NPO のカメラマン、ジャーナリストにより、ファンのメディアとして取材者それぞれの感じた北京パラリンピックを伝えていく。 スポーツを通じたコミュニケーションにより、障害への理解の遅れたコミュニケーションそのものを取り戻したり、平和についても考える機会になってくれればと思う。

パラフォト 佐々木延江