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2006年03月12日 [アイススレッジホッケー]

初心者のための観戦ガイド

守護神“ミツ”こと永瀬(No.39)   撮影) 吉村もと
守護神“ミツ”こと永瀬(No.39)   撮影) 吉村もと

アイススレッジホッケーのルールは、通常のアイスホッケーとほとんど変わらない。氷上で一度にプレーできるのは、ゴールキーパーを含めて6人。 
体力の消耗が激しいため、キーパー以外の5人が、フェイスオフなどのタイミングで随時入れ替わる。 
 
基本的には、5人ずつで「第1セット」、「第2セット」を戦略的に組んでいるが、状況をみて、都度変更される。セットの内訳は、ディフェンス2名、フォワード3名。 
 
・第1セット(先発):上原(No.32)、高橋(No.55)、吉川(No.13)、遠藤(No.10)、石田(No.23) 
 第2セット    :竹内(No.14)、三澤(No.8)、安中(No.27)、須藤(No.24)、加藤(No.9) 
 
第3ピリオドまで戦い抜くには、何よりもスタミナが大切。日本チームは、第3ピリオドになってもスピードが落ちなくなった。スタミナの差は、早ければ第2ピリオドの後半くらいから出始める。相手チームが疲れてきた場合、その差がはっきりわかるはずだ。 
 
危険行為を伴わないボディーチェック(体当たり)が認められており、これも見どころのひとつ。日本チームは、欧米の選手に比べて体格が小さいながら、当たり負けしないので、逆に会場が盛り上がったりする。 
 
 
【日本チームの見どころ】 

まず、ゴールキーパーの永瀬は外せない。スウェーデン戦で主砲・エドボムに1点を許したものの、ファインセーブを連発。そのたびに会場がどよめいた。 
打ち込まれれば打ち込まれるほど、目立つポジション。あまり活躍の場がないほうが、見ているサポーターの胃が痛まなくていいのだが。

そして、日本の誇る鉄壁の4枚看板、ディフェンス陣。守備のときにはゴールキーパーの脇でシュートを阻止し、パックを奪い返す。攻撃の際には、ライン上に左右に陣取って、戻ってきたパックを自陣に持ち込ませず、再び敵陣に放り込む。つまり、アイススレッジホッケーでは、ここがすべての攻撃の基点になる。 
 
日本チームの特色として、守りが堅いのはもちろん、初戦の石田・遠藤でわかるように、フォワード並みの得点力が挙げられる。隙があれば、いつでもゴール前に攻め込んでいくので、目が離せない。もちろん、瞬時に自陣に取って返す十分なスピードがあってのことだ。

鉄壁のディフェンス・須藤(No.24)   撮影) 吉村もと
鉄壁のディフェンス・須藤(No.24)   撮影) 吉村もと

中でも須藤のスケーティングとパックさばきは、職人芸というより、芸術的。周りをよく見ており、常に冷静に動き、指示を出す。須藤がそこにいるだけで、安心感がある。ぜひ、注目してほしい。 
加藤(No.9)も、スピードレースのメダリストらしい華麗なスケーティングを見せる。

力走する吉川(No.13)   撮影) 吉村もと
力走する吉川(No.13)   撮影) 吉村もと

フォワード陣では、初戦でハットトリックを決めた上原がダントツか。小さい体で、果敢にボディーチェック。逆にチェックされても、簡単にはつぶされない。 
高橋、吉川はアシスト数が多く、ここを経由して得点となるパターンが多い。彼らにパックがわたったら、要注目!

(あらじゅん)