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新田佳浩惜しくも4位。僅差でメダルを逃す!

 現地時間3月10日、ノルディックスキー会場のソルジャーホローでは、シットスキー男子5km・女子2.5km、立位クラシカル男女5kmのレースが行われた。クラシカル短距離を得意とし、メダルの期待が高かった新田佳浩(筑波大)は、1位と4.1秒差・3位とは1.5秒差の4位。「全力を出せたので納得はしている。今まで一生懸命やってきたけど、最後の4秒の努力ができていなかった。力の差は同じくらいなので、次につなげたい」と語った。
 どの選手も実力を出し切ったが、メダルには届かなかった。今まで20分を切ったことがなかった小林深雪などは、17分台まで自己ベストを縮めたが、結果は7位だった。
 たった4秒、そこに世界との壁がある。かと思えば、自己ベストを大きく更新しても上位にくい込めない選手もいる。レースを終えた代表選手たちは、全力を出し切った満足感と、全力を出し切ってもメダルには届かない悔しさとが入り混じった顔をしていた。僕たちもまた、同じような気持ちだった。(望月)