緊張はしてない。早く、世界と戦いたい。

今回はじめてのパラ出場ですね。日本チームには出場2回目の選手が多いですが、何かアドバイスをもらいましたか?
――そうですね、私がスレッジをはじめたのが長野パラリンピックが終わった夏なんですよ。その頃に長野パラに出た選手に声かけられて、私の体のスタイルだったら、こういうプレーができるはずだということは言ってもらってました。それがかなり刺激になりましたね。最初は「そんなことを言われたって・・・」というのがあったんですが、今実際自分のスピードを活かしたプレースタイルが確立されつつあって、あのときの言葉が今に生きてるんだなあと思います。

代表に選ばれて気持ちの変化はありましたか?
――2000年の世界選手権でも選んでもらってたんですけど、やっぱり嬉しかったですね。でも「うわー、やったー」っていうよりは「よし、しっかりやらなききゃな」っていう、キモチが引き締まるような感じでしたね。

対戦する外国チームについてはどんな感想をもっていますか?
――確かに、北欧・北米は強い。でも僕たちもいろいろと吸収してきた。世界選手権ではその3強(カナダ・ノルウェー・スウェーデン)に勝てなくて4位でしたが、悔しさをバネに今までやってきました。ソルトレークでは、しっかり雰囲気作りができれば、メダルも難しいことはないと思ってます。

そのチームの雰囲気は、今はどうですか?
――いいと思いますよ。チームプレーは、楽しさや苦しさというのが伝染してしまうので、僕が盛り上げていきたいと思ってます。僕はただ大きな声を出しているだけっていうのもあるんですけど(笑)、やっぱりいいプレーの時は自然に声が出ているんですよ。それをもっと意識していきたい。疲れてるときはどうしても落ちてしまうけど、そういう時こそもっともっと声出していけばいいと思うんです。意味の無い声でもいいというか。

プレッシャーはありませんか?
――最近ソワソワしてる(笑)。緊張とかはそんなにないかな。ただ、長野パラに出場してる人は「パラリンピックの雰囲気は、世界選手権とは比べ物にならない。空気が違う」って言うんですよ。でも僕もその世界選手権ですら空気が違うなと思ったし、そういうもんだと思ってるのでプレッシャーには全然なってない。いまは不安より試合がしたい、早く外国人と対戦したいと思ってる。

対戦相手で気になる選手はいますか?
――自分と同じようなスタイルの人は気になりますけど、漠然としてます。とにかく自分の仕事をきっちりするしかないと思ってます。何回か外国人とプレーしたけど、そんなに通用しない事は無いと思うんですよ。ただ、ツメが甘い部分があったから、そういうところはきっちりやっていきたい。

本番の会場は規格が他のリンクと違うようですが?
―― 一度そこで試合してますから気にならないですよ。チームのなかにはコーナーでの跳ね返り方とかを気にする人もいますけど、僕は気にならないです。もっと気にしたほうがいいのかな(笑)。

パラリンピックで楽しみにしていることは何ですか?
――全部楽しみですよ。選手村も楽しみだし(笑)。食べ物も色々あって、リラクゼーションできる場所もあるみたいだし。試合も含めてソルトレークを楽しみたいです。

最後に読者の方にメッセージをお願いします。
――しっかり盛り上げるんで、観てくれるみんなも楽しんでもらいたいと思います。メダル、持って帰りますよ。もらえるもんは全部もらってきます(笑)。選手村でもらえるもんも全部。

●合宿中も人一倍声を出していた遠藤選手。そのファイトあふれるプレーに、こちらもパワーをもらいました。そのスピードを活かしたプレーで、観客を魅了してほしいです。
遠藤選手、ありがとうございました!



荒木美晴

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