スピード力で、勝負をかける。

ようやく日本チームのプレースタイルが確立されてきましたね。
――基本はベーシックなスタイルで追求してますが、単にベーシックなままだと敵にとってはこれほどやりやすい相手はいないということになりますから、スピードをつけるようにしました。順位をあげるためにも、じゃあ日本のスタイルは何かというと、早いスピード。そのスピードによって早いタイミングでパックを動かしていく。で、そこからガチンコで当たっていくんじゃなくて、動かして動かして攻めていく。体も小さいしホッケーの歴史も違いますから、そこを越えないと順位というのはついてきません。

そういう動きから得点に結びつける力は?
――単発では難しいですね。だから全員で攻撃に参加していく形です。なおかつ攻撃だけじゃなく、相手がパックを持ったときもDFシステムで、それをうまく使って機能させてパック出しをしていく。

スピードある選手の使い方は?
――吉川(FW 13)とか遠藤(FW 10)とか、動きの速い選手を中心にサイドからの攻撃を有効に使いたいですよね。スピードある動きはDFにとっては驚異ですから。サイドから攻めて一回楔を作ることで、DFをひとり引きつけといて実はダミーです、っていう。で、バックアップをしっかりしてシュートに結びつける。これが単純かつ理想ですね。

長野でうまれた課題が、今生きてきてますね。
――長野のときは正直、出るための準備しかできなかったんで、お客さん的な攻めしかなかったことが反省点だと思ってます。観客も「ここまでよくやったじゃん」っていう。ただ今回は、ずっとそれをバネにして練習してきたんです。「勝つ」ことにこだわってやってきて、みんなそれだけの能力はついてきてるんで。スレッジホッケー自体も盛り上げたいし、我々だけでここまで来られたわけじゃなくて、周りの人たちのサポートがあったからこそ頑張れたので、そういう気持ちを持っていい形で「恩返し」をしたいなと思ってます。

私もいちファンとして応援してます!
――ありがとうございます、(PARAPHOTOさん)ぜひヨロシクお願いします(笑)!


●氷の上で指導する厳しい表情に、恐る恐る近づいた私でしたが、インタビューには優しい口調で丁寧に話してくださり、感激しました。
高瀬コーチ、ありがとうございました!


荒木美晴

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