Paraphoto 特定非営利活動法人 国際障害者スポーツ写真連絡協議会

9月26日 (08:24)

Paraphoto Article

9月25日 ゴールボール準決勝 日本‐アメリカ

パラフォト広報担当・小森誠之

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アメリカとの再戦。

燃えるような赤のユニフォームに身を包んだ選手達が時折笑顔を見せながらコートに現れる。

試合前の選手紹介。アメリカの選手と握手をし、いつものように投球練習に入る。だが、いつもは上手くいっているシュートが、今日は的が定まっていない。選手達は緊張しているのか、前回の対戦を引きずり気負っているのか。表情からは感じ取ることができなかったが、そういえばいつもは執拗なほどに行っている守備の連携の確認の時間が少ない。前の男子の試合時間が延びてしまったことも影響したのかもしれない。

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試合開始すぐに失点。浅井と直井の間にボール1つ分の隙間が開いてしまっていた。そこを綺麗に通されての失点。浅井が肩を落とす。試合始まってすぐのミス。そこから立ち直らせることができなかった。試合開始5分過ぎに2点目。浅井が弾いたボールが上にはねてしまい、微妙なバウンドで日本のゴールに転がっていく。それをカバーする直井がボールに飛びつく。しかしボールは直井の手をすり抜けていってしまう。3失点目はペナルティーから。右のコースぎりぎりに投げられたボール。

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前半が終わって0-3。

後半が始まる前に選手達がコートに集まった。6人の赤のユニフォームが発する色彩。「勝てるよ」という浅井の声。右手の人差し指を大きく上に突き上げた。まずは1点。そしてもう失点は許さない。

ここからが本来の日本の姿だった。浅井が弾いたボールを小宮が寸前のところでカバーする。ゴールラインぎりぎりの守り。サイドに投げられた勢いの強いシュートに直井と小宮が大きく腕を伸ばして
外にはじき出す。

残り3分半。1点を取り返した。喜び合う時間も惜しむように選手達はコートに散らばる。

あと2点が遠い。電光掲示板を見上げればいつの間にか時計は残り30秒もなかった。試合終了までのカウントダウン。

浅井が顔を埋める。

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ゴールボールの選手達は全員の表情がとても印象的だ。それが自分がゴールボールに惹かれた理由の1つでもある。予選からすべての試合に足を運んで、選手達の表情を写真に撮ってきた。

試合中の真剣な顔。叫びあって気合を入れる姿。試合後の泣き顔。

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それでも、自分が一番写真に収めたいと思うのは選手達の満面の笑顔。それが見たくてシンタグマから毎日バスに揺られてFaliroに向かっている。

もっと多くの人にゴールボールを見て欲しい。次が最後の試合。
勝ってメダルを胸に下げた選手達の笑顔を撮りたい。

その笑顔は人を動かす力になる。

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