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9月22日 (06:45)

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【ゴールボール女子】 初戦白星でスタート

フリーライター・武藤歌織

アテネパラリンピック大会−20日
 ゴールボール競技が始まった。日本代表女子の第1回戦は、現地時間20日午後9時(日本時間21日午前3時)から行われ、地元ギリシャを相手に、2対1と初戦を白星でスタートした。
 日本チームの布陣は、浅井三重子選手をセンターに、キャプテンの直井由香選手がレフト、小宮正江選手がライト。
 試合開始直後に、日本チームの投げたボールがギリシャのセンターとレフトの間を抜け先制点を獲得。しかし7分43秒、逆に、相手ボールが日本ゴールを割り、同点とされた。
 その後、後半開始4分46秒。直井がハイボール、高い送球をしたとして、ペナルティを取られた。ペナルティゴールは、ペナルティを取られた選手一人で一度守備をしなければならない。直井が守備をする中、ギリシャは投球したものの、10秒以内に投げなかったため逆にペナルティとなった。
 日本は、エース小宮が投球し、見事ゴールを決め2対1にして守り抜き、試合終了のホイッスルがなると、3人は抱き合って涙を流す姿が見られた。
 試合後、キャプテンの直井由香選手は、「運も向いているので、それを生かして生きたい。後は、ミスをしないで着実に決めていくだけです」と話した。この日は、直井由紀選手は体調を崩して会場には現れず、日本はストライカー欠いての試合だった。
 江黒直樹ヘッドコーチは、「前半は緊張があり、試合の組み立ても思うようにいきませんでした。一点を取られたあたりから、試合運びを修正して、敵が日本の堅い守りにじれて、それがミスを呼んだので、日本の持ち前のディフェンス力が出たと思います」と試合を振り返った。
 さらに、直井由紀選手は21日に行われる次の試合には出場できるだろうと話しました。

メモ:ゴールボール女子の出場国は、8カ国。
25日まで予選リーグを行い、予選の勝ち点で上位4チームが決勝トーナメントに出場する。
出場国は、アメリカ、カナダ、オランダ、ドイツ、フィンランド、ブラジル、ギリシャ、日本。
日本の次の試合は21日。ブラジル戦とアメリカ戦の2つ。

【武藤歌織】

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