Paraphoto 特定非営利活動法人 国際障害者スポーツ写真連絡協議会

9月25日 (20:08)

Paraphoto Article

Cミスター・アルテミオス

フリーライター・武藤歌織

photoエフファリスト(ありがとう)!−よもやま話

 「急がば回れ」がギリシャの正道と書いたけど、それで陥った穴の話。
 大会特設バスでゴールボールの会場に向かった。試合開始は夜の9時。
 私が午後8時15分頃ついたのは、街灯もなく真っ暗でだだっぴろい駐車場。スタジアムがどちらにあるのかもわからない。「ここで降りろ」と言われて呆然と降りたものの、まず、出口がどちら方面かも不明。
 苦労してわき道に出て、「タクシーを拾いたい」と言っても、「こんなところにタクシー来ないよ」と連れない返事。スタジアムはあっちという方向にとにかく向かうも、時間ばかりが過ぎていく。早くタクシーを、でも、どこで?
 すると、一台の車から「どこにいくんでか?」と日本語が聞こえてきた。信号で止まっている先頭の車からだ。スタジアムに行きたいというと、乗れという合図。
 マニアティス・アルテミオスさん=写真は、船員として日本を何度か訪れたことがあるという。この日はご夫妻で、ディナーと散歩でもしようと車で出かけてきたらしい。そこで、私を拾って、会場を探し連れて行ってくれた。
 お礼は、しつこい様だが、日本身体障害者陸上競技連盟のピンバッジ。3つ目を渡した。
 ちなみに、今回もゲーム開始に間に合った。絶対絶命のピンチに必ずといってよいほど現れる親切なギリシャの人。神々の国で起きたちょっとした奇跡に、感謝。

記事に関するご意見・感想はこちらへ → info@paraphoto.org / BBS

2004
アテネ取材プロジェクト

競技 / 日程 / メダル情報

Photo

a-Link 1.00

ホーム > スタッフ > 武藤歌織 > 記事本文

パラフォトとはプレスリリース|メールマガジン|NPO活動への招待
ボランティア募集|活動スケジュール|リンク|BBSお問い合せ

Paraphotoに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
2004 Paraphoto All rights reserved.