8月7日(土)に埼玉県大宮第二公園で、「彩の国車いすテニス競技大会(車いすテニスカーニバル2004)が行われた。第5回を迎えた今大会も、厳しい暑さの中でも大いに盛り上がりを見せた。 競技種目は、男女混合シングルスA(上級)、男子シングルスB(中級)、男子シングルスC(初級)、女子シングルスの4種目で行われ、男子シングルスB、C、女子シングルスはローカルポイントが採用された。国内ランキングポイント対象の大会への参加が難しい選手にとっては、貴重な大会である。
陽射しも強く、蒸し暑い中で熱戦が繰りひろげられた。しかし決勝が始まるころになると、にわかに雲行きがあやしくなってきた。最上級のAクラスの決勝は、雨雲の立ち込める薄暗い中で決着した。
また、大会が掲げる目的である「心のバリアフリーを目指す」という観点から、ニューミックスダブルスも行われた。「車いすテニスが、決して特別なスポーツではなく、2バウンド目の返球が可能というルールを加えるだけで、健常者とともに十分楽しめることを多くに人に知ってもらいたい」というのが、埼玉県車いすテニス協会の意向でもある。ボールパーソンのボランティアをした高校生と車いすの選手が組み、ゲームを楽しんでいた。
各クラスの優勝者は以下のとおり。 男子シングルスAクラス:佐野善隆、Bクラス:吉田泉、Cクラス:堀川武雄、女子シングルス:堂森佳南子
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/ BBS
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