車椅子バスケットボールのルールとは?
数日間にわたって北九州の車椅子バスケットの試合の模様をお伝えしてまいりましたが、ここで車椅子バスケットのルールについてご紹介します。

車椅子バスケのルールは、一般のバスケのルールとほぼ同じです。
1チーム5人の選手が、一般のバスケと同じ高さのゴールにボールを投げ入れて、得点を競います。


主なルール解説

●トラベリング
(車椅子バスケでは「プッシングバイオレイション」という)
プレイヤーがボールを保持している時のプッシュは、連続して2回まで。
3回以上プッシュするとトラベリングをとられ、相手ボールのスローインとなる。

以下のような場合には反則をとられます。

<反則:シュートをしない時>

●プッシング
手や体あるいは車椅子で相手や車椅子を無理に押して動かすこと。

●ハッキング
手で相手をたたくこと。

●ホールディング
手や腕で相手や車椅子を押さえて行動の自由を妨げること。

<反則:シュート動作中の時>

●シュートしようとした相手の手をたたいたり身体あるいは車椅子を押した場合。

※ボールを持っている時に反則された場合、シュートが成功していればボーナススローが1本与えられ、シュートが不成功であればツースロー(2本)が与えられます。

※反則は1人5回まで。それ以上は退場になります。

<車椅子から転落し、助けを必要とした場合の対処>

●プレイヤーがボールを持ったまま落ちた場合、相手側が、最も近いアウトからのスローインを行う。

●味方のプレイヤーがボールを持っている時に、同チームの他のプレイヤーが落ちた
            もしくは
  相手のプレイヤーがボールを持っている時に落ちた

このうちのいずれかの場合、ボールを保持していた側の、最も近いアウトからのスローインとなる。

●相手側がシュートしようと試みている時に転落し、成功した場合は、レフリータイムの後、エンドラインから得点された側がスローインする。

●相手側がシュートしようと試みている時に転落し、不成功の場合は、ボールの保持が明確になった時点で、レフリータイムの後、ボールを持っていたチームの選手によってその地点に最も近いアウトからスローインする。

<チーム・選手の持ち点>

●選手には障害レベルに応じて重い順に1.0点〜4.5点の持ち点が定められている。

●コート内でプレイできるプレイヤーの持ち点合計は、14.0点を越えてはならない。

(北九州チャレンジカップ パンフレットより抜粋)