Paraphoto 特定非営利活動法人 国際障害者スポーツ写真連絡協議会

9月25日 (02:34)

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CPサッカー モチベーションの差

ジャーナリスト・平野誠樹

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<イラン対アイルランド 7:2> <アルゼンチン対ウクライナ 2:2>
 勝敗はゲーム前にすでについていたのかもしれない。準決勝進出のためには、最低4点差以上つけて勝たないといけないイランは前半から死に物狂いで点を奪いにいった。勝っても準決勝に進めないアイルランドとのモチベーションの差は明らかだった。イランは大量点を取ることで次の試合のアルゼンチンに少しでもプレッシャーを与えたい

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 アルゼンチンは王者ウクライナとの1戦を迎えた。前の試合でイランが5点差をつけて勝ったため、得失点差でイランより2点のプラスしかないアルゼンチンは、負けるにしても1点差で試合を終えないと、総得点で勝るイランに準決勝出場権を土壇場で奪われる。そのうえチームの大黒柱10番Marioを出場停止で欠く苦しい台所事情。

photo しかし恵まれたことに、ウクライナが攻撃の核の2人の主力を温存してきた。将棋で言えば飛車と角なしで戦うようなものである。それでも勝てると思っていたのだろう。お互い主力不在でなかなか攻撃の形を作れないうえに、引き分けでも全く問題ないため、ダラダラと間延びした展開になる。そんな中、個人の力だけでウクライナが前半2点を奪う。アルゼンチンは後半何としても1点取りにいかないといけない。余裕のウクライナは、更にもう1枚のキープレイヤーをベンチに下げた。

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 試合残り時間10分、誰もがこのまま終わると思ったに違いない。そのとき、前半からずっと体を張ってウクライナの攻撃を防いでいた3番のフリーキックがゴールネットに突き刺さる。これで一気にアルゼンチンの勢いが増し、攻撃が活性化された。今までが嘘のようにパスがつながりだしたのだ。この日出場できないエース10番の相棒、9番CONTE選手がベスト4進出を決定的にする同点弾をゴールに流し込んだ。どんくさいアルゼンチンサッカーがまたしても炸裂した。イランには何とも気の毒な試合になってしまった。ウクライナが主力を出していたら全く違った結果になっていただろう。でもこれが予選最終戦というものでもある。最終戦の前までにベスト4進出を決めているチーム、決めてないチームでは全く戦い方が変わってくる。勝負の綾というものだ。

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