関連カテゴリ: アジア大会, イベント, トライアスロン, ブラインドスポーツ, 夏季競技, 観戦レポート — 公開: 2016年4月30日 at 4:57 PM — 更新: 2021年5月29日 at 12:55 PM

パラトライアスロン・アジア大会、佐藤圭一が優勝!〜ASTC廿日市2016〜

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優勝した佐藤圭一(エイベックスホールディングス)と3位となった中国のQimin Yu 2位の古畑俊夫はフィニッシュ後医療対応となり表彰式に参加しなかった 写真:佐藤亮
優勝した佐藤圭一(エイベックスホールディングス)と3位となった中国のQimin Yu 2位の古畑俊夫はフィニッシュ後医療対応となり表彰式に参加しなかった 写真:佐藤亮

4月29日、ASTCアジアトライアスロン選手権2016が広島県廿日市で初めて開催された。パラトライアスロンは、午後1時半から29名の選手によりスタートした。
最高気温21度で暑く感じる日差し。海は流れがあり波は立っていて、風が強かった。

優勝は、PT4男子佐藤圭一(エイベックスホールディング)だった。冬季パラリンピック・クロスカントリースキー日本代表でもあり、シーズンが変わるとトライアスロンに専念したが、今シーズンがまだ2レース目となる。リオへ一挙に本番へと向かう。

<結果>
PT5女子 1位 山田敦子 1:14:30
PT4女子 1位 谷真海 1:18:40
PT2女子 1位 秦由加子 1:29:28

PT4男子 1位 佐藤圭一 1:03:07
PT3男子 1位 Jiachao Wang(中国)1:06:26
PT4男子 2位 古畑俊男 1:07:50
PT1男子 1位 木村潤平 1:09:24
PT3男子 2位 宇田秀生 1:11:28
PT4男子 3位 Qimin Yu(中国)1:13:30
PT5男子 1位 中澤隆 1:13:43
PT1男子 2位 田中誠治 1:14:05
PT3男子 3位 乾井紀英 1:15:29
PT5男子 2位 Kin Wa(香港)1:17:09
PT2男子 1位 中山賢史朗 1:20:44
PT2男子 2位 安井正文 1:28:05
PT2男子 3位 菅原繁幸 1:45:27
PT5男子 3位 長井敬二 1:45:39

フィニッシュでは、2020東京招致への立役者、パラリンピック陸上から転向したPT4優勝の谷(旧姓佐藤)真海へのインタビューが殺到していた。
PT5で優勝した山田敦子は軽量化した新しいバイクを試した。

世界的に競技者数が多いPT4は、復活したライバル古畑俊夫が注目される中2位と健闘したが、フィニッシュ後に救護班に運ばれた。
トライアスロンでのパラリンピック代表入りを目指すPT1優勝の木村潤平は手ごたえを感じたレースだった。得意なスイムで優位に立ち、バイク・ランもスイムと同じくらい自信が持てるようになるのが課題。
PT2優勝の中山賢史朗は「ミスのないレースをイメージ通りにできた」とコメントをくれた。

中国・香港チームの監督、Philip Penaloza氏によると、香港のトライアスロン連合に約2500人のトライアスロン選手が登録しているが、パラの選手は大学生のKin選手ひとりしかいないという。今回、日本で地域がパラトライアスロン選手を支えている様子を見て、香港の意識も変えていきたい、と話していた。

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