3月9日・競技2日目。アルペンスキーのスーパーGで、狩野亮が2個目の金メダル獲得、森井大輝が銀メダルを獲得した。絶好調の狩野は、得意種目を森井と2秒の差をつけて勝ちとった。
「チーム力の勝利でした」と狩野がいうのは、今日も半数が転倒するという難しいコースをいかに滑り降りるか。各国立てた戦略だが、日本チームは、天候、雪の状態、セットへの対処など、選手のレベルも含めて把握した的確な指示があっためだという。
先輩格の主将・森井は、「狩野のレースは、僕も基本は全く同じ。長い年月かけてチームとして取り組んで来たことで、結果が出せるのはすごく嬉しい。昨日の転倒による痛みがあったが、それはかえって緊張を和らげてくれたと思う」と、すべてをうけとめ、厳しい状況のなかでも、前にむかうチーム全体の意志を強く主張した。
ノルディック種目は、男女クロスカントリースキー・ロング(シッティング)が行なわれ、久保恒造が出場、14位に終わった。
「レース前半、久保は3位の選手と15秒差の位置に付け、後半の周回に入っていった。ここまでは予定通りの展開だったが、スタート前から不安視していた前日のレース疲労により、なかなかエンジンが掛からないままにレース終盤を迎え、14位という結果でフィニッシュした。久保の得意種目となる明後日のバイアスロン・ミドルレースに向けて十分なケアを行い、連戦の体調管理を十分に注意し、万全な体制で臨んでいく」と荒井監督はのべている。
・レースの結果
アルペン(スーパーG)
1位 狩野亮 LW11 1:19.51
2位 森井大輝 LW11 1:21.96 +2.09
3位 BROUSSEAU Caleb LW12-1 +2.54
クロスカントリー(ロング・シッティング)結果
久保恒造 14位 46分03秒0
[優勝:ロマン・ペトゥシコフ(ロシア) 40分51秒6]