スペイン、リオネル・モラレス(PT2)3位

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バイク8人中2位、リオネル・モラレス(PT2・スペイン)赤レンガ倉庫付近 写真・内田和稔

バイク8人中2位、リオネル・モラレス(PT2・スペイン)赤レンガ倉庫付近 写真・内田和稔

男子PT2カテゴリーは、立位の中でも障害が重く、大腿切断など義足やクラッチを使っての過酷な戦いだが、多くの選手がトライアスロンに取り組んでいる。スペインのランサローテ出身のリオネル・モラレスもその一人。トライアスロンを始めたのは2013年。2015年にスペイン代表に選ばれ、2016年リオパラリンピックに出場した。しかしアスリートにとって付き物であるケガに悩まされ、リオでは悔しさの残る7位という結果に終わった。

バイクへのトランジッション リオネル・モラレス(PT2・スペイン) 筆者撮影

バイクへのトランジッション リオネル・モラレス(PT2・スペイン) 筆者撮影

「去年2月末に大腿骨を手術。その2ヶ月後に痛みを耐えながらも参加した昨年の横浜大会はやはり結果(8人中8位)は出せなかった。
しかし今年は、この1年間の練習の成果が出せたレースとなった。スイムも悪くはなく、ランと得意のバイクはカテゴリーの中でも2番目に早いタイム(32分31/8人中2位)をマーク。トランジットでは転倒し遅れをとってしまったが、それでも強豪ライバルたちの中で3位になれたので満足している」と、モラレスは話していた。

 ーーどんなことが強みになっていますか?

「レース前はいつも緊張するが、その緊張感の中でのスイム、バイク、ランを行うそのことが、自分自身の原動力になっている。走ることは喜びで、その喜びを感じなくなったら、もう競えないだろう」

 ーー練習において重視していることは?

「最強のライバル達と競うため、常に体調管理には気を付けている。食事は野菜、果物、そしてタンパク質は不可欠であり、魚などが主体で、米などの炭水化物はあまり摂取しない。アウエーでの食事は何かと大変だが、できる範囲で自己管理を心がけている」

PT2表彰式、1位、マーク・バー(アメリカ)、2位、ステファン・バイエ(フランス)、3位、リオネル・モラレス(スペイン) 写真・秋冨哲生

PT2表彰式、1位、マーク・バー(アメリカ)、2位、ステファン・バイエ(フランス)、3位、リオネル・モラレス(スペイン) 写真・秋冨哲生

「努力に努力を重ねないと、勝ち目がない」と、帰国したらすぐにトレーニングを開始し、今後の大会に備えるという。次は、イタリア・イゼオ湖での大会。その次はヨーロッパ・エストニア大会、スペイン・ガリシア大会、そして、オーストラリア・ゴーストコーストでのグランドファイナルに出場する。
「目標である2020東京パラリンピックのスペイン代表に加わるために戦い続けます」と、話してくれた。

リオネル・モラレス(PT2・スペイン) 筆者撮影

リオネル・モラレス(PT2・スペイン) 筆者撮影

取材:2018年5月12日

(校正・佐々木延江)