マルチパラアスリート・ルディGに独占インタビュー!

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アメリカのマルチパラアスリート、ガルシア・トルソン・ルディ

アメリカのマルチパラアスリート、ガルシア・トルソン・ルディ

2013年ロンドンパラリンピック、男子200メートル個人メドレー銀メダリスト、ガルシア・トルソン・ルディ、26歳。アメリカ、西海岸の出身。グラスゴー2015IPC水泳世界選手権の会場でお会いした。いちど、横浜でのトライアスロンのエントリーリストに名前が載り、パラトライアスロン関係者、とくに重度の切断のある選手のあいだで話題となった。両足義足でさまざまな競技に挑戦する、まさにルディは、「マルチパラアスリート」である。

ロンドンパラリンピックから3年間は、どうされてましたか?

2年間ゆっくり休暇をとった後に肩の怪我で手術をしたのは言い訳にならないけど、次のリオに向けて今年の1月に復帰したんだ。大会も色々とこなしている。

リオの目標は?

得意な水泳の200メートル個人メドレーと陸上のロングジャンプで今度のリオで金メダルを取ることだよ。それが目標さ。

ミックスゾーンでのガルシア・トルソン・ルディ

ミックスゾーンでのガルシア・トルソン・ルディ

リオでトライアスロンも視野に入れてますか?

いや、トライアスロンはリオでは出場しない方向。2種目のみで集中していきたい。
東京パラリンピックでは、トライアスロンと陸上に出るかもしれないけど。

マルチスポーツ(多種目競技)をされていますが、どのようなトレーニングをしていますか?

今はリオパラリンピック大会に向けてのトレーニングを集中的にしている。去年はドイツで開催されたアイロンマン(Challenge Rough)大会に出場したよ。まぁ、完走はできなかったんだけどさ。
でも、僕は小さい頃から一つ以上のスポーツをするようにしてる。マルチスポーツが本当に好きなんだ。特に水泳は情熱を注いでいる。6歳から水泳を始めて、9歳くらいで陸上も始めた。
僕の中でいい試合にだったのは、2013年のフランスのリヨンで開催された陸上世界選手権のロングジャンプで銀メダルを取ったこと。これで、水泳だけでなく陸上競技でもメダルをとることができた。つまり一つの大会で違う種目でメダルをとれた。

7月16日、男子200メートル個人メドレーに出場するルディ。

7月16日、男子200メートル個人メドレーに出場するルディ。

最近のパラスポーツについてどう思うか?

パラスポーツが急成長しているからこれから楽しみだね。世界中の競技のレベルも上がってるし、人々はパラリンピックが本格的なスポーツであることを理解し始めている。
僕らはただ試合をするだけじゃなくて、試合を好きでやっている。だから障害のことをひきずらない。本当の障害はネガティブな態度をとることだよ。パラリンピックを観戦しに来てくれてる人たちはわかっていると思う。
世界に素晴らしいパラ選手がたくさんいる。僕は当時16歳だった2004年からパラリンピック始めてもう26歳になったから、今は年齢が上の部類に入るんだよね。始めた当初は最年少だったから、変な感じだよ。スポーツの発展をみれるのはクールなことだね。

競技は何が好きですか?

水泳が一番だね。特に200メートル個人メドレーだよ。今までもこの種目で大活躍してきている。トライアスロンも好き、三つ競技があるからね。
つまり、多くのメダルを色んな種目で勝ち取ることで次世代のパラリンピアンが刺激を受けること。

7月16日、グラスゴーIPC水泳世界選手権予選でバタフライを泳ぐルディ

7月16日、グラスゴーIPC水泳世界選手権予選でバタフライを泳ぐルディ

何か次世代のパラリンピアンへ考えていることはありますか?

世界中のパラリンピアンのレベルもどんどん上がってきて最近のパラの大会は(健常者の一般の大会に追いつくくらい)本格的に発展している。いいことだと思うね。
自分が40歳位になったら、ユースパラアスリートたちに自分が今までやってきたことを反映できるようにしたい。パラリンピックのような大舞台に出場したいキッズの夢を叶えるようなグループを作って支援していきたい。
「スポーツは素敵なことだ」っていうことを伝えたい。

グラスゴーでの200メートル個人メドレーは予選2位、決勝は4位に終わった。この大会後、ルディはパンアメリカン大会、ドーハで秋に行われるIPC世界陸上選手権大会に出場する。

取材者感想
インタビューにも気さくに答えて頂いてとてもフレンドリーな方でした。
マルチスポーツは私の憧れでもあるので、ルディー選手に二冠取れることを願い、今後のリオでの活躍に期待しています。

(写真・佐々木延江)