SOCHI 2014, アルペンスキー, コラム, 冬季競技 — 2014年3月7日 at 10:31 PM

アルペン滑降公開練習3本目は中止

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トレーニング中止の知らせを受け、緊張から解放された狩野亮選手(右)と、チーム最年少の村岡桃佳選手(左)。村岡選手は滑降には出場しない。

トレーニング中止の知らせを受け、緊張から解放された狩野亮選手(右)と、チーム最年少の村岡桃佳選手(左)。村岡選手は滑降には出場しない。

本日予定されていたアルペンスキー滑降の公式練習3本目は、午前7時を過ぎた段階で早々に中止が決まった。天候は曇りで、それほど悪くはない。中止の理由は、コースコンディションにあった。
現在のソチは非常に気温が高く、山の上でも日中は10度を超える。もともと少なかった雪が、この暖かさで日に日に減っている上、残った雪もグサグサの状態。アルペン会場を遠目から見ると、シーズンの営業を終えたスキー場のように感じられる。それでもコース内だけはギリギリの硬さが保たれ、一昨日と昨日で計2本のトレーニングを実施できた。その2本で、おそらく運営サイドはよしとしたのだろう。厳しい状況にあるコースで強引に3本目を実施するよりも、明日の本番に向けて雪面コンディションを保つことを選んだことは想像に難くない。
問題は、明日になれば良い条件でレースができるのかどうかだ。総力を挙げたコース整備が行なわれるものと思われるが、いかんせん気温だけはコントロールできない。重く湿った軟らかい雪への対応力が、選手には問われることになる。
ターン前半からの深いエッジングを持ち味とする日本の選手たちにとって、この状況は決して望ましいものではない。雪が硬くなればなるほど生きる彼ら本来の技術が、充分に発揮できる舞台とは言い難いだろう。4年前のバンクーバー大会でも、天候と雪質の悪さに翻弄された感があったが、ソチの現状はより深刻だ。
とはいえ、どんなに悪条件でも選手たちにとっては同一条件。ここで勝つための滑りをするしかない。日本選手たちなら、きっとそれができると信じている。