義足エンジニア・遠藤謙による「東京パラ注目の義足アスリートの見どころ!(女性編)」

—100mは10秒ほどで終わってしまうかもしれないが、選手にとってはこれまで生きてきた人生の最後の10秒になる。その最後の瞬間に至るまでのストーリーを知ると、もっと100mを楽しめるようになります。

パラ陸上競技の楽しみ方(女性アスリート)(T44,T63,T64)

義足の段距離競技の中で最も速い下腿義足および下腿部機能障害(T44,T64,T63)のクラス。前回はに海外を中心に男性アスリートの選手紹介をし、100mの予選、決勝では観戦会を行いました。非常に好評だったので、9月2、3日に行われる女子同クラスの100m予選と決勝が行われます。このレースを楽しむために、また海外選手の紹介を書かせていただきます。

2017年ロンドンで開催された陸上世界選手権にて 写真・吉田直人

このクラスでは日本では高桑早生選手がロンドンパラリンピックの時代から第一線で活躍してきました。今回も日の丸を背負い、そして今回は新しくミズノと今仙技術研究所が開発した新しいブレードで世界に挑みます。世界ではヨーロッパを中心に名スプリンターが多く、特にオランダの義足スプリンターたちの活躍が目立っています。そこに、アメリカからも12秒代で走る若いスプリンターたちが誕生しつつあります。そして義足は使用していませんが、リオパラリンピックの銅メダリスト、ドイツのイルムガルト・ベンスザンが中心となると予想されます。

パラリンピックの義足短距離競技を楽しむために、個人的な注目選手の研究者かつエンジニア目線の紹介をさせていただくことになりました。日本の選手は様々なメディアが取り上げていると思うので、ここでは他のメディアではあまり取り上げない海外選手を中心に紹介します。読者の方がよりパラスポーツを楽しめる一助となればと願っています。

ソフィー・カムリッシュ|マルレーン・ファン ハンセウィンケル | フルール・ヨング| ベアトリス・ハッツ| キンバリー・アルケマデ

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