関連カテゴリ: イベント, インフォメーション — 公開: 2022年8月16日 at 10:54 AM — 更新: 2022年8月24日 at 1:19 PM

【報告と交流】パラフォト+LOCAL GOOD YOKOHAMA パラスポーツ取材・活動報告会

目次

テーマと背景

「みんなの取材活動を振り返る 〜ファンのメディアのこれからにむけて〜」

2021年9月6日、東京パラリンピック閉会式取材を終えたパラフォトメンバー 写真・中村 Manto 真人

自国開催の東京パラリンピックが終わり、1年。報道が少なくなるなか、スポーツ文化を見直そうという機運は伝わってきます。パラムーブメントは一旦沈静化してみえますが、少しずつ定着もしていくのではないでしょうか。少なくとも長野パラ(1998)後とは大きく違います。
過去20年を振り返ると、パラフォト取材班だけでなく、日本からフリーカメラマン、記者、学生など一定以上の「ファンのメディア」が現地でパラリンピックを取材、観戦してきました。
これまでの大切なインプットを活かして、それぞれの地域でアウトプットの機会をつくっていけたらと思い、横浜のNPOの仲間と企画しました。
パラリンピック取材・活動報告をもとに今後の地域のパラスポーツを見つめ「パラを伝える人・ファンのネットワーク」でつながりませんか!

背景

 ネットメディア黎明期(2000年)にパラリンピックを現地取材・発信したパラフォトの活動は、障害者のスポーツが健常者のスポーツと区別されスポーツとしての認識が極めて低い状態にあった日本社会に当時大きなインパクトをもたらしました。
 フリーカメラマンや記者、学生たちが現地から自分たちの目で見たものを発信する活動スタイルは、テレビや新聞が総じて同じ角度でしか報じなかった障害者のスポーツの多様な姿を伝えました。ファンによる新たなメディアリテラシーがありました。
 SNSの時代になり発信がさらに自由になる中で、フェイクニュースなど情報への信頼が問われる時代になっています。
 情報に関わる当事者の間で質の高いジャーナリズムへの復興をめざすなか、パラフォトも近年「ファンのメディア」として、愛着をもって伝えるNPOメディアを再構築し成長したいと、子どもメディアワークショップや、視覚に障害のある人との写真鑑賞などにチャレンジしてきました。

 東京オリンピック・パラリンピック招致活動(2008年〜)から徐々に注目されるようになったパラリンピックが今年、平昌・東京・北京と3大会連続の東アジアでの大会を終えました。自国開催は、史上初の延期、無観客、感染対策、セレモニーチームの解散などさまざまな危機に遭いましたが、東京パラリンピックで障害のある人とスポーツの多様性は全国に広まったといえます。

 パラリンピック、パラスポーツは、「未知のもの」「福祉の一環」から「多様なスポーツ文化の一つ」へと認識が改められ、一つの物差しで測れないスポーツの存在を証明しました。ファンのメディアはその証人といえます。
 新たなフェーズを迎え、私たちファンは、これからどう関わり、知り知らせていくことで社会に、街づくりに貢献できるでしょうか。

 2024年パリパラリンピックへの準備期間に、ロンドンパラリンピック(2012年)からの10年の機会に、東京パラリンピックと障害者とスポーツの今を振り返り、地域や立場をこえて考える場を持ちたいと思います。

プログラム

(1)パラフォト取材班からの報告
 冒頭挨拶に代えて 
  佐々木延江「パラフォト・ファンのメディアは今」
 主要報告(順不同・予定は変更になることがあります)
  中村和彦「パラリンピックは あまたある障害者スポーツのごく一部に過ぎない」
  久下真以子「パラリンピックムーブメントはようやくスタート地点」
  丸山裕理「パラリンピック 自国開催で感じたこと 〜ヒューマンレガシーを軸に〜」
 写真報告
  中村マント真人 フォトムービー(東京2020・北京2022)
  秋冨哲生 フォトムービー「東京パラ この日(仮)」
  矢野信夫「平昌パラリンピック開会式、閉会式スタジアムで見たユニバーサルデザイン(仮)」
 メンバーの活動報告
  田中勝吾「車いすカーリング今昔。ライブ・インタビュー/元日本代表・斉藤あや子選手」
  地主光太郎「パラスポーツを伝えることに携わって1年。」 
  そうとめよしえ「ブラサカ、日本選手権、KPMGカップ、LIGA.iの熱戦を報告」
  新部遥希「高校生たちのパラスポーツムーブメント」
  田中綾子(パラ馬術を追って)

(2)列島横断活動報告
 旭川からパラスポーツムーブメント 今野征大 旭川パラスポーツ協議会
 「オンラインボッチャ」高校生の取り組み」川本文人NECプロボノ倶楽部
 スペシャルゲスト・トーク ブラインド寺西真人コーチ
★発言者募集中
 ;各地でパラスポーツを伝える人、スポーツ関係者、ファンなど誰でもOK・募集中!

(3)ライトニングトーク
 高橋昌希 視覚障害メディア「Spotlite」の取り組み
 平野誠樹 電動車椅子サッカーからの発信
★発言者募集中
 ;関連するテーマ、活動、報告者への質問、提案など自由に発言ください。

参加申し込みフォーム

※発言を希望される方は8月25日(木)までに内容をお送りください。

日時・リアル会場 or オンライン

会場:泰生ポーチフロント(横浜市中区相生町2-52)+オンライン(zoom)
日時;8月27日(土) リアル会場・オンラインとも13:00開場/13:30開会-16:00終了

リアル会場へお越しの方へ
・体調の悪い方はオンラインでのご参加をお願いします。
・会場準備のためカンパをお願いします。
・飲み物は各自持ち込みください。差し入れ歓迎。ミニキッチン、冷蔵庫あり。
・定員30名程度。
・会場は横浜コミュニティデザイン・ラボの提供です。

☆当日お手伝い募集:ステージカメラ、音響調整、画面スイッチ/可能な方はご連絡ください。
☆オフ会;終了後、同じ会場で交流会を予定しています(16:30〜18:30予定)。時間の都合で交流会のみご参加の方もお申し込みフォームからご連絡お願いします。

お問合せ;佐々木延江(sasanoel gmail.com ←空欄に@をいれてください)

主催:国際障害者スポーツ写真連絡協議会(パラフォト)
共催:LOCAL GOOD YOKOHAMA(横浜コミュニティデザイン・ラボ)

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