関連カテゴリ: ジャパンパラ, トラック・フィールド, 国際大会, 地域, 夏季競技, 陸上 — 公開: 2018年7月11日 at 1:32 PM — 更新: 2021年5月29日 at 10:46 PM

ありがとう、レーム! 義足のロングジャンパーが日本で世界記録更新! ジャパンパラ陸上競技大会閉幕




山本篤、ライバルへの餞別

世界トップの3人。リオパラリンピック金メダルのポポフ(左)、銀メダルの山本篤(JUSETSU)、銅メダルのダニエル・ヨルゲンセン(右) 写真・水口之孝
世界トップの3人。リオパラリンピック金メダルのポポフ(左)、銀メダルの山本篤、銅メダルのダニエル・ヨルゲンセン(右) 写真・水口之孝

マルクス・レームより障害の重いT63(大腿切断)走り幅跳びでは、リオパラリンピック金メダルのポポフ、銀メダルの山本篤、銅メダルのダニエル・ヨルゲンセン(デンマーク)がそろって競いあう、世界パラ陸上のステージが日本のスタジアムに再現された。

実は、大会直前の練習で、山本が左肩を脱臼、出場を断念する本人の決断が伝えられたが、試合直前になって出場を決意した。

山本の結果は、シーズンベストの6メートル41。ヨルゲンセンと同タイムで2位。怪我を押しての出場だったが、日本まで来てくれたライバルたちへの信頼に応える記録を出すことができた。

リオパラリンピック金メダルのポポフ・ヘンリッチの跳躍 写真・水口之孝
リオパラリンピック金メダルのポポフ・ヘンリッチの跳躍 写真・水口之孝

「出場を決断した理由は、2005年からずっと一緒に戦ってきた、ドイツのポポフがあと2試合で引退だったからです。僕が一緒に出場できる試合はこれしかなく、最後に戦いたいと思ったからです」と、自身のブログに直前の出場の理由を告白した。

<目次>
P1 マルクス・レームが大ジャンプ。男子T64走り幅跳び世界新記録!
P2 男子T63走り幅跳び。山本篤ライバルとの機会大事に
P3 女子T64マルティナ・カイローニの競技と想い
P4 南米の男子F34マウリシオ・バレンシア「自分は強いと唱えよう」
P5 2020開催にむかうパラ陸上。新世代の選手増える期待!
P6 写真ギャラリー(作成中)

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