公開:
2015年10月15日 at 13時12分 — 更新:
2015年10月22日 at 1時46分
市民の活動へ行政担当者も積極参加

この日の集いには、市民団体からだけでなく、旭川市スポーツ課など、これからの街づくりをになう行政担当者が参加していた。旭川市スポーツ課の高越聡さんは、1日のイベントについて、つぎのように感想を話してくれた。
「私は今年2月に行われたIPCクロスカントリースキー大会開催の関係で、皆さんと一緒に活動させていただきました。旭川はこれまでは民間の力でやってきたことが大きいと思います。
いままでは、障害者のスポーツと健常者のスポーツが区別されていたが、これからは一緒にやっていくことができるよう、うごいていかなければならない。行政は、これまでスポーツ課でなく障害者福祉課として担当することが多かった。市役所は26年4月の組織変更で教育委員会の組織がかわり、私のスポーツ課としての関わりもこれからになります。
国のほうも、スポーツ庁もでき、オリンピック・パラリンピックのうごきもあり加速することでしょう。2020もあるが、競技スポーツもあれば、生涯スポーツもあり、全部ひっくるめでスポーツです。その点は、オリパラだけじゃないよ、ということを旭川では考えていくと思います。
旭川には、核となる人がいて、そこにみんながあつまっていった。多くの人が、連鎖反応でつながっていった。やはり、皆さんの想いですすんでいったのかなと思います。行政もまだまだ勉強不足。今回のような会に参加して、もっと勉強していかなければ」
会場は、発表する人だけでなく、地域のいろいろな立場の人が、自分のパラスポーツとの関わりを話すワークショップが行なわれ、集まった人々全員が何らかの関わりや体験を語り伝えあった。
発表の準備
昨年発足したウィルチェアラグビーチーム「神威」
カムイ大雪バリアフリーツアーセンターで働く五十嵐真幸さん
2月に開催されたIPCクロスカントリースキーワールドカップ報告
応援団の活動をコーディネートした泉谷昌洋さん
大会セクレタリーとして庶務全般を担当した成田知樹さん
成田知樹さんが提案するバイアスロンコースの入った施設案
パラカフェで語り合う
パラカフェで話す
パラカフェの進行役の野々村雅人さん
名刺交換
今野さんのしめくくり
塚田鉄平さんと司会をつとめたかいとさん
旭川の応援団長ニッポンマンをマネージメントする泉谷さん
旭川の応援隊長ニッポンマン
旭川の応援隊長ニッポンマン
旭川の応援隊長ニッポンマン
パラカフェで交流する旭川の応援隊長ニッポンマン
永瀬充
永瀬充
パラスポーツの関係者、関心のある人々約80名が旭川市市民活動交流センターCoCoDeに集まった
「第1回障がい者文化スポーツのつどい」実行委員のみなさん
Author: 佐々木 延江
横浜生まれ。パラフォト代表。「パラスポーツを伝えるファンのメディアを作ろう」と2000年シドニー大会から夏・冬のパラリンピック、国内外のパラスポーツ現地配信を続ける。2013年より横浜パラトライアスロン応援プロジェクト、2018年より子どもたちがアスリート・インタビューに挑戦するメディア「ritomo.yokohama」を企画プロデュース。世界のパラアスリートの感性や目の前での観戦・交流によるインスピレーションで「パラスポーツのまちづくり」が広がることを祈り活動している。パリ2024取材前後より新企画「まちをつくるアスリート」対話による公共スポーツ施設のあり方を研究。著書「シンガポール・レポート」(25/9発行)