初戦で最低限の結果を出した両チームの対戦。好ゲーム必至。

両チームともに僅差で初戦をおとした。2戦目は勝ち点3がほしい。

 最大の優勝候補ブラジルとの注目の一戦。引き分けて勝ち点1を得れば、準決勝進出も見えてくる。そのためにはリカルジーニョ、ジェフィーニョを抑えるのが大前提。カウンターからゴールを奪えば、決勝も見えてくる。
 試合展開によっては、最小失点での敗戦にとどめる等の、現実的な判断が迫られることもあるかもしれない。

ともに初戦を落とした両チーム、生き残りをかけた一戦となる。

「Santen ブラサカグランプリ 2021」5月30日の初戦と同じ組み合わせ。その時は、パンヤーウッ・クパンやギッティコーン・パウディのゴールでタイが勝利したが、タイとしては手の内を知られてしまい苦戦必至か。スペインとしては勝ち点3を確実にとっておきたい。

 世界王者とアジア王者の対戦。400日以上、海外の目に触れずトレーニングを続けてきた中国代表がベールを脱ぐ。
 超絶技巧のドリブルサッカーから何かしら新たな戦術を上乗せしたのか、ブラジル相手に割り切った戦い方をするのか。一方のブラジルはどんなコンディションで初戦に入ってくるのか、注目の一戦。

 5人制サッカー(ブラインドサッカー)注目の開幕戦。パラリンピック初出場の日本(世界ランキング12位)にとって、これからの歴史を作っていく第一歩となる。準決勝進出のためには勝ち点3が絶対に必要。だがそれはフランス(14位)とて同じ。
 5月30日に行われたワールドグランプリでは、日本が開始早々、田中章仁からのパスを受けた川村怜のゴールを決め、カウンターからの攻撃力が驚異のフレデリック・ヴィルルも抑え込み、1-0で日本が勝利をものにしている。しかしフランスのトゥサン・アクエボ監督は試合後「交代選手を使わない、パラリンピックへ向けての一つのテスト」と語っている。実際、2019年のヨーロッパ選手権で攻守の要であったババカル・ニャン選手は出場しなかった。監督は「パラリンピックでは、今日とは全く違うものを見ていただける」という。だが日本チームはしっかりとした分析、フランスに対応した練習も積み重ねてきている。
 予想されるフランスのメンバーは、最後尾にアキム・アレズキ、その前にババカル・ニャン、前線にフレデリック・ヴィルル、もう一人はアハメド・ティディアン・ジャキテあたりが入ってくるだろうか。日本は、川村玲、黒田智成、佐々木ロベルト泉、田中章人、そしてGK佐藤大介の、不動のメンバーがピッチに立つ。
 
 この試合は、障がい者サッカーの日本代表選手たちが、初めてサムライブルーと同じ青いユニフォームを身に纏い、戦う試合ともなる。