関連カテゴリ: Tokyo 2020, サッカー, ブラインドサッカー, ブラインドスポーツ, 夏季競技, 知的障がい者サッカー, 観戦レポート — 公開: 2018年7月10日 at 8:34 AM — 更新: 2019年8月7日 at 12:50 PM

Avanzareつくばが9回目の優勝!ブラインドサッカー日本選手権閉幕

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7月8日、アミノバイタルフィールド(東京都調布市)で「第17回 アクサ ブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権FINALラウンド」が開催された。
過去最多21チームが参加した予選ラウンド(6月23、24日開催)を勝ち抜いた前回優勝チーム「たまハッサーズ」と、2年ぶりの優勝を目指す「Avanzareつくば」が決勝戦を戦った。

2点目を決めて喜ぶ川村怜選手(Avanzareつくば)大会MVP受賞
2点目を決めて喜ぶ川村怜選手(Avanzareつくば)大会MVP受賞

決勝戦

日本代表のツートップ黒田智成(たまハッサーズ5番)と川村怜(Avanzareつくば5番)が対戦する注目の一戦ということもあり、893人もの観客が試合を観戦した。
試合は、たまハッサーズが積極的に攻め、引き気味に試合に入ったAvanzareつくばだったが、黒田にプレッシャーをかけ続け、自由にさせなかった。たまハッサーズの中盤に出来たスペースを上手く使い、前半9分に川村がミドルシュートで先制したまま前半を終えた。

後半に入っても激しく攻守が入れ替わる展開が続く中、後半14分に川村が相手ディフェンスに当たり2点目をあげた。さらに後半16分、山川聖立(Avanzareつくば11番)が1年ぶりになるゴールを決めて試合を決定づけた。

(中)ドリブルで仕掛ける黒田智成(たまハッサーズ5番)(左)山川潔立(Avanzareつくば11番)
(中)ドリブルで仕掛ける黒田智成(たまハッサーズ5番)(左)山川聖立(Avanzareつくば11番)

何としても得点の欲しいたまハッサーズは、GK斎藤大介のロングゴールスローで速攻を仕掛けるが、ゴールを割ることが出来ず、Avanzareつくばが3-0で2年ぶり9回目の優勝を果たした。

3位決定戦

3位決定戦は埼玉T.Wingsとコルジャ仙台ブラインドサッカークラブが対戦。この試合でハットトリックを決め、通算12得点で大会得点王に輝いた菊島宙(埼玉T.Wings)が活躍。埼玉T.Wingsが3−0で勝利した。

シュートを打つ菊島宙(埼玉T.Wings)この試合でハットトリック。今大会通算12得点で最多得点賞を受賞。
シュートを打つ菊島宙(埼玉T.Wings)この試合でハットトリック。今大会通算12得点で得点王に輝いた。

大会MVPは川村怜(Avanzareつくば)、得点王は菊島宙(埼玉T.Wings)、ベストゴールキーパーには佐々木智昭(コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ)が選ばれた。

大会MVP川村怜選手(Avanzareつくば)のコメント

「久しぶりに優勝して最高です。たまハッサーズとの試合なので、攻守の切り替えが早くて、見ている人たちにも面白い試合が出来るんじゃないかと思っていました。自分たちが何より楽しかったです。一瞬を逃さずシュートを打ったので、ゴールに繋がったと思います。山川選手もいいポテンシャルを持っていて、今日はチャンスを決めてくれて嬉しかった。ブラジル、アルゼンチン、中国など上には上がいるので、もっと精度を上げていきたい」

<FINALラウンド 試合結果>
決勝戦 Avanzareつくば 3−0 たまハッサーズ
3位決定戦 埼玉T.Wings 3−0 コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ

<最終順位・FINALラウンド>
優勝 Avanzareつくば
準優勝 たまハッサーズ
3位 埼玉T.Wings
4位 コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ

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