ブラインドスポーツ, 体験会, 作品, 横浜 — 2020年2月15日 at 3:18 AM

爾麗美術「目と指で見るパラスポーツ写真〜これがパラスポーツの魅力!?〜」展示作品のご紹介

水泳/Men’ s 50 m Freestyle S11 2004 WR Junichi Kawai 森田 和彦

水泳・河合純一のカラー写真

水泳/Men’ s 50 m Freestyle S11 2004 WR Junichi Kawai 森田和彦

<写真にまつわるコラム>

初日に来場した寺西真人コーチと写真家(森田和彦)と案内人(佐々木延江)による写真にまつわる談話より。
「この写真、じぶんは好きじゃない。かっこいい河合が好き」2月1日、写真交流の初日。タッパーとして河合純一とともに歩んできた寺西真人コーチは、15年以上ぶりにみた表情の前でいう。

「積み上げたものがつくったわけではない表情。努力してきた後に見られたいと思ったものではない。もし、寺西さんが一緒にうつっていれば、人間的な関係性なんかもうつっていると思うが、本人が水から一人であがってきた河合純一の表情には、そういうものはなかった」撮影した森田和彦はいう。

「アテネでは、この日まで(金が)なかった。プレッシャーが高くなり、どこにいってもみんないた。どうしても金をとらなくてはならない。最後でとれ、一人きりになり解放されたんですね(寺西)」

「解放されて孤独になる、ふつうは逆ではと思うんですよ。親しい人やみんなの所にいく感じではない。勝ったのに、にこりともしないで、具合がわるいのかと思ったくらい。表彰式のときとは全く違っていた。(森田)」

「まさにスポーツのあるべき姿!」一緒に写真を見ていたサッカー指導者の中村臣宏。

ーーこの写真は全盲の金メダリスト河合純一の書籍「明日への努力は今しかない!」の表紙に使われたもの。当初は、メダルを掲げているきれいな写真を選んでいた。河合選手の奥さんや編集者がこれがよいと。インパクトや、本のタイトル「明日への努力は今しかない!」を踏まえると、たしかに、この写真がよかったかもしれない。反対はしませんでした。(筆者は、当時写真の表紙の選定の窓口となった当時を振り返る。)
「見えない人は、解説することも、証拠がどうかということを検証することもできない。いろんな人がみて、それぞれいろんなふうにみる。そういうなかで、誠実な写真展とは、写真家のみたものを一つの意見としていうことになるんじゃないかな。写真は写真家のものみたいだけど、ものじゃない。写真と写真家は親子の関係。誰がとったかわからない。写真そのものが、運命をもっているような強さのある写真が理想。そういう写真があれば、社会が動くかもしれない。(森田)」

<参考記事>

最近の河合純一に関する記事(パラフォト)

http://www.paraphoto.org/?cat=347

P1;インデックス
P2;ゴールボール/市川 亮
P3;アルペンスキー/堀切 功
P4;陸上/Women’ s 400m T11/安藤 理智
P5;ブラインドサッカー/中村 Manto 真人
P6;車いすラグビー/中村 Manto 真人
P7;水泳/Men’ s 50 m Freestyle S11 2004 WR Junichi Kawai/森田 和彦
P8;電動車椅子サッカー/内田和稔
P9;水泳/Men’ s 100 m Butterfly S11 March 2019 Uchu Tomita/吉村もと
P10;写真交流企画の概要
P11;挑戦の目的について
P12;案内人のためのガイド
P13;写真家プロフィール

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