5月14日(土)、前日からの悪天候は当日朝になっても続き、オマケに風もでていたが、パラトラ・ファンの子どもカメラマン5人は、まず選手がどう感じ、どんなレースをするのかに思いを馳せた。大雨のなかでのスタートセレモニー、スイムスタート、トランジッションエリア、バイク、ラン、そしてフィニッシュするまでのパラトライアスロンのレース全てを沿道で観戦した。
5月14、15日の週末、世界から43人(男子33・女子10)のパラエリート、国内18人(男子14・女子4)のエイジパラ、合計61人のパラアスリートが出場した。雨のなか「パラエリート」のレースを皮切りに横浜に観客が戻ってきた。
1日目のレースを終えた選手に、学んでいる英語で話しかけ、一休みしたら取材に応じて欲しいとリクエストした。結果、フランスのAntoine Besse(PTS4)、木村潤平(PTWC)の2選手が来てくれ、子どもたちの拠点「象の鼻テラス」(会場に隣接する横浜市の施設)での子どもカメラマン・アスリート・インタビューが実現した。
インタビューの内容や生観戦で見つけた「わたしのイチオシ選手」は、オンライン版「ritomo」へ子どもたちの記事を掲載する予定。
オンライン版「ritomo」
横浜パラトライアスロンの応援を目的として横浜市スポーツ協会とPARAPHOTOが共同で紙媒体・ヨコハマ・パラスポーツ・コドモ新聞「ritomo」を2015年に創刊し市内小学生に配布。
2019年、子どもたちの観戦・応援をサポートするためオンライン版「ritomo」がパラフォトの取材ワークショップの発信の場として復活。コロナ禍ではオンライン観戦会、リモート応援など模索しながらパラアスリートへの関心を高め、交流を続けてきた子どもたちが子どもカメラマンとして活動しています。
横浜パラトライアスロン応援・パラトラトーク2022
パラトライアスロンの応援を目的とした「パラトラトーク2022」は今年で10年目になる。今回は、呼びかけに応じた子どもたち5人が子どもカメラマンとして沿道での観戦・応援に参加した。
東京パラリンピック取材班記者、通訳ボランティア、カメラマンが子どもカメラマンの取材をサポート、拠点の象の鼻テラスにてアスリート・インタビューが実現した。パラリンピックムーブメントを担う活動として存続を計画している。
参加者:子どもカメラマン 5名(AEA4名、ZEN1名)
MC:野島弘、地主光太郎
記録:森田和彦、山下元気
会場協力:象の鼻テラス
呼びかけ人:パラフォト取材班・佐々木延江、ZEN・野島弘、AEA・松山友香、ヨコハマ・フットボール映画祭実行委員長・福島成人