5月の横浜を彩る「2026ワールドトライアスロン・パラシリーズ横浜大会」の記者会見が5月14日、横浜市役所アトリウムで開催された。今大会は、去る3月に開催されたミラノ・コルティナ2026冬季パラリンピックのノルディックスキー等で活躍したばかりの、夏・冬「二刀流」アスリートの躍動が大きな見どころだ 。弊誌(PARAPHOTO)が取材サポートする、子どもメディア「ritomo」が注目する選手たちの情報をもとに、大会の注目ポイントをまとめる。

今年で16回目を迎える横浜大会は、世界最高峰のシリーズ戦として定着している 。14日の記者会見では、日本代表の木村潤平が「横浜のレースは毎年本当にきつく、プレッシャーも大きいが、地元で多くの方にパラトライアスロンを見てもらえる貴重な機会だ」と語り、今大会への強い意欲を示した。特に注目すべきは、今シーズン、雪上のパラリンピックから「青いカーペット」へと舞台を移してきた驚異的な身体能力を持つ選手たちである。
雪上の情熱をロードへ:ミラノ・コルティナからの刺客
2026年3月15日に閉幕したミラノ・コルティナ冬季パラリンピックでは、多くのパラトライアスリートがスキーやバイアスロンでも世界の頂点を争った。主な注目選手は以下の通りだ。
ローレン・パーカー(オーストラリア):
パリ2024パラリンピックのトライアスロン金メダリストであり、冬はバイアスロンに挑戦した。トライアスロン、サイクリング、アイアンマン、バイアスロンと、限界を知らない女王の走りに注目が集まる。

ケンダル・グレッチ(アメリカ): 冬季パラリンピックの金メダリストであり、パリ大会トライアスロンの銀メダリストでもある。雪上で鍛え抜かれた強靭なスタミナが、横浜のコースでどう爆発するか期待がかかる。

ジュゼッペ・ロメレ(イタリア): ミラノ・コルティナ大会のクロスカントリー20km(座位)で銅メダルを獲得した地元のヒーローだ。その爆発的なパワーは、横浜のバイクやランにおいても大きな脅威となるだろう。

佐藤圭一(日本): 冬はバイアスロンやクロスカントリーで活躍する「二刀流」のベテランである。冬季大会で研ぎ澄まされた集中力が、横浜の過酷なレース展開を支える。

パラフォト&ritomoが注目!多彩なバックボーンを持つ選手たち
子どもメディア「ritomo」の子どもカメラマンが注目する選手たちは、トライアスロン以外のスポーツでも輝かしい実績を持っている。
竹内真子(日本): ブラインドサッカー女子日本代表として、2025年・2026年のアジア大会優勝を経験している。視覚障害(ブラインド)クラスでの新たな挑戦から目が離せない。
船水詩織(日本): 車いすテニスやパラダンスなど、多様な表現とスポーツの経験を持つ。それらの経験がレースにどう活かされるのか注目だ。
アタリア・ネヴォ(イスラエル): パーキンソン病と向き合い、2025年にクラス変更を経てLA2028パラリンピックを目指す彼女の挑戦は、多くの人に勇気を与える。
観戦のポイントは、選手と触れ合える「ブルーカーペット」


木村潤平は、応援のおすすめスポットとして「フィニッシュ手前のブルーカーペット」を挙げている。選手が最後の力を振り絞って帰ってくる場所であり、時にはハイタッチができるほどの一体感を楽しめる場所でもある。
5月16日・17日、山下公園周辺の特設会場を舞台に、世界を股にかけ、夏・冬の枠さえも超えて戦うアスリートたちの熱い鼓動を、ぜひ間近で感じてほしい。
大会概要
大会名称: 2026 ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会
開催日: 2026年5月16日(土)〜17日(日)
5月16日: エリートパラトライアスロン、エリート
5月17日: エイジグループ(パラ、スタンダード、スプリント、リレー)
開催場所: 横浜市山下公園周辺特設会場(スタート・フィニッシュ:山下公園)
主催: ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会組織委員会






