公開: 2026年10月12日 at 22時00分 — 更新: 2026年10月13日 at 21時29分

【アジアパラ】万燈の灯をアジアパラへ!愛知県刈谷市で採火イベントが行われる

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10月11日、愛知県刈谷市でアジアパラの採火イベントが開かれた。万燈祭の灯を受け継ぎ、元プロ野球選手の赤星憲広氏やデフリンピック金メダリストの坂田翔悟、中学校・特別支援学校の生徒たちが聖火をつないだ。

JR・名鉄刈谷駅南口の『みなくる広場』で、愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会採火イベントが行われた。刈谷市が主催し、採火式と聖火リレーを実施した。

万燈(まんど)と呼ばれる張子人形を持った子供の舞 写真・能津和雄

はじめに、万燈(まんど)とよばれる竹と和紙で作られた張子人形を持った子供たちが、笛や太鼓のお囃子に合わせて舞い踊った。これは愛知県無形民俗文化財に指定されている万燈祭(まんどまつり)で奉納される舞であり、夜には火が灯されているのが特徴である。

提灯の中にある万燈の灯から稲垣武刈谷市長が採火 写真・能津和雄

今回は秋葉社から万燈の灯を提灯で会場まで運び、その火を大会の聖火トーチに移した。

採火された万燈の灯が刈谷市長により聖火ランナーの赤星氏が持つトーチへ点火 右側は大村秀章アジアパラ大会組織委員会会長 写真・能津和雄

その後、刈谷市出身で元プロ野球阪神タイガースの赤星憲広氏、同じく東京2025デフリンピック陸上男子4×100mリレーの金メダリストの坂田翔悟。さらに刈谷市立刈谷南中学校と刈谷市立刈谷特別支援学校の生徒たちにより、みなくる広場と刈谷駅自由通路を結ぶ歩道橋で聖火リレーが行われた。リレー終了後は車いすを使う障害のある子どもたちとパートナーたちによるダンスで締めくくられた。

聖火リレーをスタートする赤星氏 写真・能津和雄

赤星氏は2021年から刈谷市広報大使を務めている。阪神タイガースで現役だった頃から、盗塁の数だけ施設や病院へ車いすを贈るという活動をしてきた。本イベントでのあいさつでは「病院の数だけ車いすがあると思っていたが、実際はそうではなかった」と述べ、施設における車いす不足という問題意識からこの活動をしてきたことを強調した。また、プロ入り前に所属していたJR東日本でバリアフリーに関する意識を持つようになったことが、最初のきっかけであったことも明かした。さらに、刈谷市で開催される車いすラグビーにも高い関心を持つものの、ボッチャの大ファンであることも語った。

聖火リレーでゴールする東京2025デフリンピック陸上金メダリストの坂田翔悟 写真・能津和雄

採火イベントの会場は「福祉・健康フェスティバル2026」の会場に隣接し、多くの市民が詰めかけ、大きな盛り上がりを見せた。また、組織委員会関係者によれば、刈谷市は1年以上かけてこのイベントを準備をしてきたという。アジア大会に続き、車いすラグビーを開催するアジアパラに向けても、市民の関心を集める機会となった。車いすラグビーの入場券は1ヶ月前に全試合が完売しており、会場となる「ウィングアリーナ刈谷」での声援が期待される。

<公式ホームページ>
https://www.asianparagames-2026.org/ja/

(校正・佐々木延江、田中綾子)

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