メインイベント! チームマッチ「チャンピオンチームVSリベンジチーム」
東京では、2020に向けてパラ競技普及を目的としたさまざまなイベントが増えている。しかし、選手自らのアイデアである「魅せる卓球」を展開し、試合形式にこだわり「パラ卓球」を普及させていこうというこの大会は例を見ない。この日だけでも、300名近い集客となった。
![チームマッチ 写真・岡田友貴](https://www.paraphoto.org/jp/wp-content/uploads/2018/08/180806TT_ok231-700x466.jpg)
見どころは選手自身が発想し、卓球にかける思いをパフォーマンスに託している点だ。開催費用や準備からの全てに実行委員のアスリートの知恵と工夫が詰まっているだけに、「ユニーク」で「熱い」。
最後に、日本選手権1位の選手で構成される「チャンピオンチーム」と2位の選手で構成される「リベンジチーム」で、団体戦5試合を行った。
相手の弱点を狙い、点をとる卓球。各クラスのトップ同士が相手の障害(弱点)を徹底して攻める戦略によって、団体でチャンピオンチームが勝利。チャンピオンとしての意地を見せる形となった。
![優勝したチャンピオンチーム/左から岩渕幸洋(協和発酵キリン/9)、七野一輝(日本大学/6)、垣田斉明(ヒゴ鏡卓球/10)、立石アルファ裕一(立石ガクブチ店/8)、八木克勝(モルガン・スタンレー・グループ/7) 写真・岡田友貴](https://www.paraphoto.org/jp/wp-content/uploads/2018/08/180806TT_ok012-700x466.jpg)
![リベンジチーム/左から宿野辺拓海(太陽の家/8)、永下尚也(北陸電力/10)、井上全悠(山陽学園大学/7)、板井淳記(旭化成/6)、鈴木伸幸(日本保育サービス/9) 写真・岡田友貴](https://www.paraphoto.org/jp/wp-content/uploads/2018/08/180806TT_ok011-700x466.jpg)
観客は、これまで男女2クラスしかない健常者の卓球を見てきた人がほとんど。「パラリンピック卓球」がどのような障害クラスに分かれ、どのように戦うことができるのか、想像もつかないという人がほとんどだったに違いない。しかし今までのデモンストレーションで身につけた「観戦力」で、全員が試合を楽しむことができていた。そして今後もその「観戦力」で楽しむことができるだろう。
2020の東京パラリンピックも、きっともう大丈夫。
<目次>
1)第2回JPTT ultimate team match、魅せる普及活動!
2)観戦力を高めるデモンストレーション
3)メインイベント! チームマッチ「チャンピオンチームVSリベンジチーム」
4)選手写真