デイレポート, ブラインドスポーツ, 北海道 — 2020年2月10日 at 4:32 AM

ブラサカKPMGカップが川崎で開幕

北日本、東日本、中日本、西日本の4地域のリーグ戦を勝ち上がった7チームによる「KPMGカップ ブラインドサッカークラブチーム選手権2020」(2020年2月8〜9日)が富士通スタジアム(神奈川県川崎市)で初日の試合が行われた。

2得点した埼玉T.Wings菊島宙 2点目を決めたシュート

KPMGブラインドサッカークラブチーム選手権2020開会式での全員集合写真

出場チームは7チーム。コルジャ仙台サッカークラブ(北日本リーグ1位・仙台)free bird mejirodai(東日本リーグ1位・東京都文京区)埼玉T.Wings(東日本リーグ2位・さいたま市、所沢市)パペレシアル品川(東日本リーグ3位・東京都品川区、新宿区、北区)F.C.長野RAINBOW(中日本リーグ1位・長野県坂城町、松本市)ラッキーストライカーズ福岡(西日本リーグ1位・福岡市)LEO STYLE 北九州(西日本リーグ・2位・北九州市)。

海外招聘チームとして中国の遼寧ブラインドサッカーチームが出場予定だったが、新型コロナウイルス広がりを鑑み、選手の安全を考慮して不参加となった。

第1試合のラッキーストライカーズ福岡と埼玉T.Winsの試合は前半14分に埼玉の菊島宙の相手の隙をついたミドルシュートで先制。後半19分には加藤健人からボールを受けた菊島宙がドリブルで運びシュート。追加点を決め、埼玉が福岡を相手に完封勝利した。

「2点目がなかなか取れなくて自分も疲れて焦っちゃったんですけど、カトケン(加藤健人)が落ちて受けて(守備にまわって)カウンターで取れたんで良かったなと」と2点を取った菊島は語った。

2得点した埼玉T.Wings菊島宙 2点目を決めたシュート

第2試合は中国の遼寧ブラインドサッカーチームが不参加により対戦相手のコルジャ仙台ブラインドサッカークラブが不戦勝となった。

第3試合はFree bird mejirodaiとLEO STYLE 北九州が対戦。Free bird mejirodaiが鳥居健人のゴールと、オウンゴールで前半を2-0で折り返すと、日本代表の園部優月が追加点を上げ3-0で勝利した。

先制点を決めたfree bird mejirodai鳥居健人のシュートの写真

先制点を決めたfree bird mejirodai鳥居健人のシュート

第4試合はブラインドサッカー日本代表のエース川村怜が中心となって設立した創部1年目のパペレシアル品川(同じく日本代表の寺西一、佐々木ロベルト泉らが所属)とF.C.長野RAINBOWが対戦。前半5分に寺西一が先制すると、同16分、19分には川村怜が追加点を上げる。後半に入っても品川の勢いは止まらず5分間で佐々木ロベルト泉が3得点を奪う。後半18分長野の中学1年生平林太一(最年少得点記録保持者12歳7か月29日)が巧みなドリブルで品川の守備をかわしゴールを決め一矢を報いた。試合は6-1で品川が勝利した。

3得点を奪い得点王争いトップに立ったパペレシアル品川の佐々木ロベルト泉

第5試合はラッキーストライカーズ福岡が不戦勝で2日目の5位決定戦に進んだ。

第6試合はLEO STYLE 北九州とF.C.長野RAINBOWが対戦。長野が前半2分清水冴恭(しみずさきょう)の初ゴールで先制すると後半18分平林太一が追加点を決め、中学生コンビの活躍で2-0と完封勝利。明日の5位決定戦に進んだ。
初ゴールを上げた清水は「やっぱゴールを入れたらこんな感覚になるんだな」と語り、平林は「こんな大舞台で堂々とゴールを決められるなんてメンタルが凄いなと」を清水の初ゴールを喜んだ。5位決定戦に向けて清水は「一試合目悔しい思いをしたんですけど、二試合目勝ったじゃないですか。やっぱり負けたチームのためにもやっぱ尽くさないといけないと思うんですよね。お互いフェアプレーだったりとかそういう小さなことから、勝ったり負けたりして、お互いが誰かのために、チーム全体で負けたチームのために頑張りたいと思います」と応援してくれる人たちのためにも明日の勝利を誓った。

初得点を喜ぶF.C.長野RAINBOW清水冴恭(中央)と親友の平林太一(右)

9日最終日の試合の組み合わせは次の通り。

(10時から)
第1試合 埼玉T.Wings対コルジャ仙台ブラインドサッカークラブ。
第2試合 free bird mejirodai対パペレシアル品川。

(12時から)
3位決定戦
5位決定戦 ラッキーストライカーズ福岡対F.C.長野RAINBOW

決勝戦は13時45分から行われる予定。

(校正・佐々木延江)